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「マウンド降りる選択肢なかった」中日・柳裕也ひざ打球直撃も“気合”で抑える6回無失点

2022年8月28日 17:56
「マウンド降りる選択肢なかった」中日・柳裕也ひざ打球直撃も“気合”で抑える6回無失点
中日・柳裕也投手が8勝目
プロ野球セ・リーグ 中日4-1阪神(28日、バンテリンドーム)
勝:柳裕也 8勝9敗
負:森木大智 0勝1敗
S:R.マルティネス 3勝3敗30S

中11日で登板した中日先発の柳裕也投手が6回無失点の好投で今季8勝目を挙げました。

大ピンチとなったのは0-0で迎えた4回、阪神先頭の4番佐藤輝明選手にセンター前ヒットを許すと、続く5番大山悠輔選手の打球は強烈なピッチャーライナー。これが柳投手の右ひざ付近を直撃し、柳投手は当たった瞬間、苦悶(くもん)の表情を浮かべます。

それでもベンチでの治療後、再びマウンドに上がると、力を発揮。6番ロハス・ジュニア選手、7番木浪聖也選手、8番坂本誠志郎選手を3者連続三振に切って取り、得点を許しませんでした。

柳投手はヒーローインタビューで「ふがいないピッチングが続いて1回抹消になってからの登板。その分きょうに懸ける思いが強かったので『絶対0で抑えてやろう!』とずっと思っていました」と強い気持ちを持ってマウンドに上がったことを告白。

打球が直撃したことについては「マウンドを降りる選択肢が僕の中にはなかった。ここで抑えたら(ファンの)評価がアップするなと思って気合入れてやりました(笑)」と、続投しかありえなかったと話しました。

またこの日は中日ファンの子どもからのインタビューもあり「ひざの影響はピッチングにどんな影響がありましたか?」の質問には「足に当たった後の方が(3者連続三振を奪い)調子が良くなったので、何かが吹っ切れたと思います」と笑顔で回答。

中日は阪神との3連戦に勝ち越し、最下位ながらもCS圏内の3位阪神に3.5ゲーム差と迫っています。
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