プロ野球開幕まであと1日。

阪神との開幕戦を翌日に控えたヤクルト・高津臣吾監督が取材に応じました。

高津監督は2020年から監督に就任。新型コロナウイルスの影響を受け、満員の観客の中で指揮をとるのは初めてです。観客数の上限が撤廃されて迎える25日の開幕戦に向け「単純に、非常にうれしいです。本当に僕らも待っていましたし、ファンの皆さんもおそらくたくさんの応援の中で観戦したかったでしょうし、そういう意味ではすごくうれしく、楽しみにしています」と語りました。

開幕戦の対戦相手は、昨シーズン2位の阪神。「昨年タイガースには開幕してからなかなか勝てなくて結局1年間勝ち越せなくて、最後まで厳しい戦いにはなりましたけれども、今年もおそらくなかなかそう簡単には勝たせてくれない」と警戒しながらも「単純に勝ちたいです。それ以外にはありません」と力強く意気込みを語りました。

6度目となる開幕投手を務める小川泰弘投手については「いつも通り、普段通りこれから始まっていく中で、いいスタートを切ってほしい」とコメントしました。

また、開幕1軍入りを果たした木沢尚文投手に話題が及ぶと「これが本当に成長だと思います。キャンプに入ったときはまだまだだと思ったんですけれども、やはり1か月ピッチングコーチが付きっきりで頑張ってきて、オープン戦に入って打たれたりもしましたけれど、ある程度その形になったっていうのは本当に短期間ではありますけれどもすごく成長は感じました」と賛辞を贈りました。

2020年にドラフト1位で入団したものの、昨シーズン1軍登板を果たせなかった未来のエースに「毎日ちょっとずつ成長していってほしい」とさらなる飛躍を期待しました。

最後に翌日の開幕戦に向け「明日しかないので楽しみたいと思います。是非その中で勝って終われたらすごくいい一日になるんじゃないかな」と語った高津監督。幸先がいいスタートを切り、2年連続の日本一を目指します。