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今永昇太 マウンド上での“感情”の出し方は「日本と少しだけ違ったところ」

2024年4月21日 17:30
今永昇太 マウンド上での“感情”の出し方は「日本と少しだけ違ったところ」
カブス・今永昇太投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
MLBカブス5-3マーリンズ(日本時間21日、リグリー・フィールド)

カブスの今永昇太がマーリンズ戦に先発登板。6回3失点(自責2)でデビュー4戦目終えて、無傷の3勝目を挙げました。

ここまで防御率0.00と自責点0を刻んでいた左腕は、4回に初めての自責点。6回にはベル選手にメジャー初被弾も浴びましたが、6回92球、5安打無四球3失点と力投。降板直後の攻撃で打線が一挙4得点を挙げて、勝利を手にしました。

デビューからの3試合でストレートの投球割合は、67%で被打率.075を記録。しかしこの試合は3点のうち2点は、そのストレートを打たれました。

特に6回のホームランには「ベルのときは球種の選択を間違えましたね。おおまかなプランは間違っていないんですけれど、結果は間違えてしまった。前回同様、勝って反省できるのはチームメートに感謝できること」と振り返りました。

また4回には先頭打者を高めの変化球で空振り三振に仕留めますが、悔しそうに空を見上げます。「たまたま高めに投げて空振り。よくないメカニズムだったのでこれじゃよくないなというしぐさでしたね」と明かします。

続けて、「感情を出す場面は自分で意図するときもあるんですけれど、3アウト目のときとか、地の利を生かしてリグレーのファンもすごい盛り上がってくれる。日本のときはたまにでしたけれど、球場全体で次の回“点を取るぞ”って雰囲気にするためには、ある程度感情を出した方が盛り上がるので、日本と少しだけ違ったところですね」と自身の変化についても触れます。

記者から“アメリカ人っぽくなった感じ?”と聞かれると、「どうですかね(笑)これから自己分析したいと思います」と笑みを浮かべました。

今永投手は、ナ・リーグ堂々トップの防御率0.84を記録。3勝もリーグトップタイで、21回1/3を投げて四球はわずか「2」と、制球力もさえています。