◇プロ野球セ・リーグ 巨人5-4広島（18日、マツダスタジアム）

この日、試合を決めたのは巨人の4番、岡本和真選手でした。

4-4の同点で迎えた9回、先頭打者の吉川尚輝選手が3塁打で出塁すると、1アウトで打席に入った岡本選手。広島の矢崎拓也投手相手にフルカウントまで粘ります。

7球目、140キロのフォークが高めに浮いたのを見逃しませんでした。バットを振り抜くと打球はセンターのフェンスに直撃する勝ち越し打に。

「いつも負けていますし、明日も勝てるように頑張りたい」と試合後、言葉少なに語った岡本選手でしたが、この日、プロ初ホームランを放った浅野翔吾選手について聞かれると、「本当にちゃんと対応して、しっかりと自分のスイングをしていますし、本当にすごいなと思って見ています」と少しおしゃべりになってくれました。

実は高卒の新人1年目のホームランは岡本選手以来、8年ぶり。27歳の誕生日を6月末に迎えた岡本選手は感慨深げに「もうそういう年になりましたね。僕以来みたいな」と遠くを見つめました。ちなみに自身のプロ1号については「びっくりしましたね。何が起こったか分からなかった」と締めくくっています。