【J1順位表】“上位陣に明暗” 神戸、横浜FM、浦和は勝利 名古屋、鹿島、C大阪、広島は勝利ならず優勝争いから大きく後退
新潟3-1横浜FC(デンカビッグスワンスタジアム)
◆得点者【新潟】三戸舜介、渡邊泰基、高宇洋【横浜FC】ユーリ・ララ
新潟はホームで攻撃陣が活躍。前半6分に三戸舜介選手が素早いターンからの左足でのシュートで先制。1度は同点に追いつかれるも、後半にはCKから渡邊泰基選手のヘディングで勝ち越し。さらにパスワークで横浜FCの守備を崩すと、高宇洋選手のミドルシュートで3点目。横浜FCを下した新潟は4試合ぶりの勝利を手にしました。
FC東京3-2鳥栖(味の素スタジアム)
◆得点者【FC東京】アダイウトン、渡邊凌磨、俵積田晃太【鳥栖】長沼洋一、富樫敬真
リーグ戦最近4試合で3敗のFC東京は、前半鳥栖に2失点を奪われる苦しい展開。それでも後半に猛反撃。後半9分、バングーナガンデ佳史扶選手のピンポイントクロスにアダイウトン選手が頭で合わせ1点差。さらに後半14分、またもバングーナガンデ選手のクロスから、最後は渡邊凌磨選手が決めて2-2の同点。そして後半42分、渡邊選手のシュートを相手GKが弾くと、こぼれ球に俵積田晃太選手が押し込み決勝点となりました。0-2から3得点を奪い大逆転勝利のFC東京は、5試合ぶりの勝利となりました。
名古屋1-1札幌(豊田スタジアム)
◆得点者【名古屋】キャスパー・ユンカー【札幌】小林祐希
最近リーグ戦で7試合複数得点がなく、勝利を積み重ねることのできない名古屋。0-0で迎えた後半5分、ロングボールから抜け出したキャスパー・ユンカー選手が決めて先制ゴールを奪います。しかし後半21分、札幌のパスワークで守備を崩されると、最後は小林祐希選手に押し込まれ失点。この日のシュート数は3本と、札幌のゴールになかなか迫れなかった名古屋は8試合連続複数得点なし。勝利からは5試合(2分3敗)遠ざかっています。
福岡3-1柏(三協フロンテア柏スタジアム)
◆得点者【福岡】紺野和也2、金森健志【柏】ジエゴ
福岡は1点を追いかける後半9分からゴールラッシュ。スローインから中央にボールを運び緻密なパスで崩すと、最後は紺野和也選手が決めて同点ゴール。さらにその2分後、前嶋洋太選手のボール奪取から山岸祐也選手がラストパス。抜け出した紺野選手がまたもネットを揺らし逆転に成功。さらに後半20分に金森健志選手がゴールを奪いダメ押しの3点目。11分で3得点を奪った福岡が柏から勝利を収めました。一方の柏は7月以来7試合ぶりの敗戦となりました。
京都1-0広島(サンガスタジアム by KYOCERA)
◆得点者【京都】豊川雄太
京都は0-0で迎えた後半7分、右サイドからクロスの落としを豊川雄太選手が左足で強烈なシュートで先制。京都は広島に倍以上の19本のシュートを打たれましたが、得点は許さず。1点を守り切った京都が3試合ぶりの勝利を挙げました。敗れた広島は6試合ぶりの黒星、上位との差が開く痛恨の敗戦となっています。
神戸1-0C大阪(ノエビアスタジアム神戸)
◆得点者【神戸】佐々木大樹
首位神戸は0-0で迎えた後半14分、初瀬亮選手の1本の縦パスからチャンス。抜け出した佐々木大樹選手が左足で豪快に蹴り込み先制ゴールを奪います。守ってはC大阪の攻撃を最後までシャットアウトし、完封勝利。混戦となっている優勝争いの中、しっかり勝ち点3を獲得し首位の座を守り抜きました。C大阪は前節の鹿島に続き、上位との直接対決に連敗となりました。
横浜FM2-1鹿島(県立カシマサッカースタジアム)
◆得点者【横浜FM】アンデルソン・ロペス2【鹿島】鈴木優磨
首位神戸を追いかける2位横浜FMと3位鹿島の上位対決。前半は共にセットプレーから得点、鹿島は前半15分、CKから鈴木優磨選手が頭で合わせ先制ゴール。一方の横浜FMもショートコーナーから最後はアンデルソン・ロペス選手が左足で合わせ1-1の同点とします。後半リードを奪ったのは横浜FM、ヤン・マテウス選手のシュートのこぼれ球にまたもアンデルソン・ロペス選手が押し込み逆転に成功。終了間際、鹿島はクロスに鈴木選手が合わせるもシュートはポストに嫌われゴールならず。接戦を制した横浜FMは4試合ぶりの勝利で、首位神戸を勝ち点1差で追走します。
川崎F2-0湘南(国立競技場)
◆得点者【川崎F】山田新、レアンドロ・ダミアン
前節7試合ぶりの勝利を手にした川崎Fは前半から攻勢。前半11分、レアンドロ・ダミアン選手のボールキープからチャンスを作ると、最後は山田新選手が落ち着いて決めて先制ゴール。さらに前半39分、レアンドロ・ダミアン選手がPKを決めて追加点を挙げリードを広げます。そのままリードを守り切った川崎は完封勝利で2連勝。湘南は勝ち点を積み重ねることができず、最下位脱出はなりませんでした。
浦和3-1G大阪(パナソニックスタジアム吹田)
◆得点者【浦和】ホセ・カンテ、高橋利樹、ブライアン・リンセン【G大阪】宇佐美貴史
首位神戸、2位横浜FMを追走したい4位浦和。前半17分、G大阪・宇佐美貴史選手に直接FKを決められ失点しますが、前半29分、ホセ・カンテ選手のシュートで1-1の同点に追いつきます。後半開始早々、浦和はホセ・カンテ選手がファウルを犯すとオンフィールドレビューの結果、退場。10人と数的不利となりますが、後半23分、伊藤敦樹選手のクロスから高橋利樹選手のヘディングで逆転に成功します。さらに浦和はブライアン・リンセン選手が追加点。数的不利の中、2得点を奪い勝利をもぎ取りました。