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三重県出身・岡村真選手がパリ五輪内定!“平均台のシンデレラ”が魅せた華麗な回転技

2024年5月22日 16:32
三重県出身・岡村真選手がパリ五輪内定!“平均台のシンデレラ”が魅せた華麗な回転技

パリオリンピック開幕まで約2か月。三重県津市出身の岡村真選手が、パリ五輪への切符を手にしました。“平均台のシンデレラ”と評される岡村選手。五輪出場を掴んだ“決め手”も、平均台で魅せた華麗な演技でした。

地元・四日市大学からパリ五輪を目指す

5月18日、パリオリンピック代表選考会となったNHK杯体操。三重県津市出身の岡村真選手が自身初のオリンピック出場を目指して大会に臨みました。

昨年のアジア大会では、日本人女子初の金メダルを獲得した岡村選手。その強さの秘密は「平均台」。平均台の幅は、ハガキとほぼ同じサイズのわずか10㎝。その上で華麗な演技を見せることから、岡村選手は“平均台のシンデレラ”と呼ばれているのです。

アジアの頂点に立った岡村選手ですが、プライベートではお菓子作りが趣味の女の子。中京テレビ「キャッチ!」の取材時には、SNSにアップした色とりどりのスイーツを見せてくれるなど、10代らしい自然体の笑顔を覗かせました。

今年の春、“地元からオリンピック出場を目指したい”との思いから、関東の強豪校ではなく三重県の四日市大学に進学。「小さいころからオリンピック(出場)が目標だったので、その代表が勝ち取れるよう全力で頑張りたいと思います」とパリ五輪への思いを語っていました。

平均台でトップをマーク!幅10㎝の台で魅せた華麗な技

ついに迎えた、NHK杯体操。成績上位4人に与えられるパリオリンピックの切符。岡村選手は前半2種目を終えて、代表枠ギリギリの4位にランクインしていました。

そして、勝負の平均台。演技冒頭、幅10㎝の平均台の上で見事な回転技を披露します。さらに、前方宙がえりから連続の開脚ジャンプを披露。流れるような演技から、しゃがんだ姿勢でのターン。まるで足の裏が、平均台に吸い付いているかのようなスムーズな回転をみせます。

フィニッシュは伸身の2回半ひねり。出場した23選手中、岡村選手は平均台でトップの得点をマークし、3位に浮上。“シンデレラスマイル”を見せました。

最終4種目の床でも着地をピタリと決めて成功。見事、パリオリンピック代表の切符を手にしました。

平均年齢17.6歳という、フレッシュなメンバーで60年ぶりの団体メダル獲得に挑む体操女子。岡村選手は、「メンバーと団結して、メダルを目標にやっていきたい」と意気込みを語りました。

最終更新日:2024年5月22日 16:32
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