楽天の快進撃を支える小郷裕哉 1年前の"涙"を力に変える 球団初の交流戦制覇へ
「僕自身、去年タイガース戦で悔しい思いをしているので」
ヒーローインタビューで語った“悔しい思い”とは、1年前の試合。昨年6月8日、本拠地で阪神を迎えた一戦で、1点リードの8回にライトを守る小郷選手がフライを落球。そこから一時逆転を許す展開となります。それでも9回に小深田大翔選手が逆転サヨナラスリーランホームランを放ち、劇的な勝利を飾りました。ネクストバッターサークルにいた小郷選手は、歓喜の輪の中で1人大号泣。チームメートに抱き抱えられる様子がありました。
「去年から成長した姿を見せられるように、という思いで気合入れてやっています」
ここまで交流戦では、打率.300、2本塁打、11打点の成績。9日終了時点で打点は12球団トップを記録しています。
楽天の交流戦初制覇へ、11日からは巨人、広島と本拠地で6連戦を予定。涙を力に変えた27歳の活躍に注目です。