サッカー日本代表は17日、チュニジアとの強化試合を2ー0で勝利。17日放送の日本テレビ『news zero』に生出演した元日本代表の中澤佑二さんは、この試合の全得点に絡む活躍を見せた久保建英選手をみて、「久保選手中心のサッカーがコンセプト」と分析しました。

前半の先制のシーンでは体格で勝る相手にぶつかりながらも、テンポのいいパスを送り先制点の起点になります。後半の追加点の場面では左サイドからペナルティエリア内で持ち込み、伊東純也選手の得点をお膳立てしました。

5試合連続で4得点以上を挙げる攻撃陣がなかなか点が入らなかったことには「前半はチュニジアが日本をリスペクトし守りを固めてきた」とし、相手の守備的な布陣に対して久保選手が、「後方でボールを引き出してゲームメイクをする動きを見せていた」と説明しました。

対して後半は、「相手がシステム変更し攻撃的になったことで、久保選手にボールを蹴るスペースが生まれた。前を向いてプレーできるようになったためゴールを狙う動きもできるようになった」と相手の動きに合わせた久保選手の動きを評価しました。

サッカースペイン1部レアルソシエダで活躍する久保選手は、リーグの9月月間MVPを獲得。代表戦でもその存在感に、中澤さんは「本当にすごかった」と感服した様子で話しました。