今シーズン現役引退したプロ野球・元日本ハムの杉谷拳士さんが日本テレビの番組「サンデーPUSHスポーツ」に出演し、現役時代の名場面の裏側や今後について語りました。

埼玉西武ライオンズの本拠地・ベルーナドームでの試合の際、杉谷さんのバッティング練習が風物詩となっていました。それは、球場アナウンス担当・鈴木あずささんの“杉谷いじり”。「練習中、杉谷選手が繰り出す大きめの打球や想像を絶するそれなりの打球がスタンドに入ることがございます。破壊力抜群のその笑顔と、打ち上がりました打球の行方には十分ご注意ください」といったユーモアあふれるアナウンスが話題となりました。

きっかけについて杉谷さんは「5～6年前、栗山監督(当時)から『今日は出番ないぞ』と(試合当日)早々に言われまして。今日友達めちゃくちゃ来るのにどうしようと思って、打撃練習中に一言二言いじりを言っていただけないですか？って頼んだところから始まりました」と明かしてくれました。

さらに杉谷さんは、現役最後の試合となった今年11月の侍ジャパン戦でのエピソードも明かしてくれました。対戦した高橋宏斗投手(中日)が最終打席後に一礼してくれたことに感銘を受け、メッセージを送ったところ、高橋投手から「杉谷さんの最後の打席の投手になれたことを本当に光栄に思います」と返信がきたといいます。これに対し杉谷さんは「なんていい奴なんだ！大好きになりました」と語りました。

杉谷さんは今後の活動について「来年4月登記を目指し、会社を起こし、英語の勉強、スポーツマーケティングの勉強をまずはやりたい」と話します。続けて、「(日本テレビの番組)『アナザースカイ』に出たいと思っていまして、『ここが僕のアナザースカイ、オーストラリア・ブリスベン』って言いたい」と語りました。