◇プロ野球パ・リーグ 楽天5-1ロッテ(2日、楽天モバイルパーク)

楽天の先発・岸孝之投手(38)はこの日8回1失点で今季初勝利を挙げ、史上51人目となるプロ通算150勝を記録しました。

初回、2アウト1、3塁のピンチを迎えながらも岸投手は無失点で切り抜けると、その裏、島内宏明選手と岡島豪郎選手のタイムリーで2点を先制します。

4回にはロッテ・ポランコ選手に高めのストレートをスタンド上段まで運ばれ、1点差に詰め寄られますが、5回先頭の山崎剛選手がスリーベースヒットで追加点のチャンスを作ると、炭谷銀仁朗選手がレフトへのタイムリーを放ち、1点を追加しました。

8回には、フランコ選手のタイムリーツーベースで4点目とすると、再び炭谷選手がレフトへのタイムリーを放ち、5点目。ロッテとの点差を4点に広げました。

先発・岸投手は8回97球を投げ、6安打1本塁打1四死球1失点の好投。

また、岸投手は、この日2打点の女房役・炭谷銀仁朗選手と西武時代からチームメートとして10年間プレー。古くから知る仲間の活躍で、150勝目をつかみました。

試合後のヒーローインタビューで岸投手は「去年から『150勝を目標に』と言ってきて、だいぶ時間がかかってしまった。選手みんなにプレッシャーをかけてしまったなという思いもあって、やっと達成できてほっとしています」と素直な心境を吐露しました、

炭谷選手は「なんとか早いうちに達成させてあげたいという思いがあった」とコメント。そして「岸さんも今年39(歳)になりますけど、岸孝之はまだまだ進化していきます。200勝目指して頑張ってください！」と岸投手にエールを送りました。