MLB・ヤンキースのエース右腕のゲリット・コール投手があす日本時間12日にトミー・ジョン手術を受ける予定と球団が発表しました。

昨季8勝5敗、防御率3.41でヤンキースのポストシーズン進出へ一役買うなど、エースとしてチームの先発ローテーションを守ってきました。

しかし、現在34歳のコール投手は昨春も右ひじの不調を訴え、開幕から3ヶ月弱を欠場、このたび手術に至りました。トミー・ジョン手術からの復帰には通常12～18ヶ月を要するため、コール投手は今季全休が確定。来季の開幕にも間に合わない可能性が高く、復帰は来季後半戦以降にずれ込む可能性もあるとのことです。

自身のSNSでコール投手は「初めてヤンキースのユニフォームを着ることを夢見たときから、私の目標は常にニューヨークにワールドシリーズ優勝をもたらすことを手助けすることでした。その夢は今も変わっていません」と思いを伝えると、「この分野で最も尊敬されている専門家たちがトミー・ジョン手術を受けるべきだと勧めてくれました。アスリートであれば誰もが聞きたくないニュースですが、キャリアの次のステップに向けて必要なのです」と経緯も説明しました。

ヤンキースは昨年のア・リーグ優勝決定シリーズで4本塁打を放ちMVPに輝いたジャンカルロ・スタントン選手が両ひじの問題のため開幕に間に合わない可能性があると監督からの説明がありました。大砲とエースの離脱はヤンキースにとって大きな痛手となります。