▽NPB12球団ジュニアトーナメント～第20回記念大会～（28日、神宮球場）

各球団のOB選手が監督を務め、小学5年生と6年生で編成されたジュニアチームで日本一の座をかけて戦う「NPB12球団ジュニアトーナメント」が26日に開幕。5チームが決勝トーナメントに進出し、28日にワイルドカード決定戦と準決勝2試合が行わました。この結果、日本ハムとソフトバンクが決勝進出を決めています。

招待チームの中から決勝トーナメントに進出した四国ILはこの日、ヤクルトとのワイルドカード争いを「3-1」で制し、日本ハムとの準決勝へ進出。しかし予選を1位通過した日本ハムが、この日も猛攻を見せます。初回に1点を先制すると、3回には2ランホームランなどで4点を追加。その後も3点を追加し「8-0」で四国ILを下し、決勝進出を決めました。

ソフトバンクと広島の準決勝は、初回に両チームが1点ずつ得点。しかしその後は互いに好プレーを見せ、追加点を奪えず、延長に突入します。8回には広島が無死満塁のピンチを迎えましたが、ソフトバンク打線をダブルプレーと内野フライに封じ、一打サヨナラ負けのピンチを脱しました。

決着はつかず、試合は「1-1」の引き分け。大会規定により抽選が行われ、ソフトバンクの決勝進出が決まりました。喜ぶソフトバンクの選手たちの横で、広島の選手たちやスタンドで見守る家族は涙を浮かべました。

吉田侑樹監督率いる日本ハムと帆足和幸監督率いるソフトバンクの決勝戦は、29日の11時から神宮球場で行われます。