◇MLBドジャースキャンプ8日目(日本時間20日、米アリゾナ州)

佐々木朗希投手は今キャンプ初のライブBPに登板し、多くの人の注目の的となりました。

今キャンプで3度ブルペンに入っている佐々木投手はこの日初めてライブBPでメジャーの打者と対戦しました。その様子を見にこの日オフの大谷翔平選手もフィールドに姿を現しました。

大勢のファンや記者に加え、大谷選手、山本由伸投手、ロバーツ監督、フリードマン編成本部長など関係者が見守る中、佐々木投手は、主力のミゲル・ロハス選手、トミー・エドマン選手を含む打者4人と9打席対戦して2イニングで27球を投げて2奪三振、1被安打の成績を残しました。

実際に打者として投球を受けたデービッド・ボーティ選手は、人の多さに「普通のライブBPではなかったね」と驚きを隠せない様子。「でもかなりクールだった。打者や投手をサポートし、朗希の能力を目の当たりにし、あのメンバーでライブBPを投げ、50人の観客が自分のすぐ後ろにいる中で投げるというのは、ガッツがいることだと思う。彼は強い」と語りました。

また、エドマン選手も「ライブBPに関してこんなに沢山の記者に囲まれて緊張しています。とても楽しい時間でした。みんなが佐々木投手の登板を楽しんだと思います。そして今シーズンから彼の投げる後ろで守る事を楽しみにしています」とコメント。

メジャーで活躍する選手でさえ緊張したと話す中、当の佐々木投手は「そうですね、思ったより後ろの選手が多かったので、そこはちょっとびっくりはしましたけど、緊張はしなかったです」とコメント。期待を一身に背負っていますが気負いせず佐々木投手らしさをみせました。