◇WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準々決勝ラウンド　日本-イタリア(16日、東京ドーム)

日本は5回表、先発の大谷翔平選手が2点を失いリードは2点差に。なおも2アウト3塁1塁のピンチでマウンドには2番手の伊藤大海投手が上がります。

東京五輪でも伊藤投手は好リリーフを見せ、日本の金メダル獲得に大きく貢献しました。

伊藤投手はイタリアの4番サリバン選手と対戦。3ボール2ストライクのフルカウントから投じた7球目。153キロのストレートでショートフライに抑え、3アウト。完璧な火消しを見せました。この瞬間、降板した大谷翔平選手はベンチでガッツポーズを見せました。

伊藤選手はWBC開幕前の取材で「監督やコーチが『ここでどうしよう』ってなったときに、『ここ伊藤なら大丈夫だろ』って思ってもらえるような、どんな場面でも大丈夫って思ってもらえるようなピッチングをしていけたら」とあらゆる場面でのピッチングを口にしていました。

まさに、その言葉を有言実行するかのような力強いピッチングを見せました。