史上初の50－50達成後も、記録を伸ばし続ける大谷翔平選手。22日も盗塁を1つ決めて「52－53」となりました。ドジャースの本拠地、ロサンゼルスには記録更新のたびに沸くファンの姿がありました。果たしてどこまで記録を伸ばすのか、専門家が出した最新の予測は？【バンキシャ!】

日本時間21日。

バンキシャ
「ロサンゼルスに着きました。日本より涼しい感じがします」

まず、バンキシャ！が向かったのは…

バンキシャ
「あれです、大谷選手の壁画。めっちゃデカいです」

ホテルに描かれた、大谷翔平選手の壁画。写真におさめようと、多くの人が集まっていた。そこに、同じくカメラを向けられる浴衣姿の2人の日本人が。

この時点で大谷選手は、51本塁打51盗塁を達成していたが、持っていたのは「50」と書かれた「うちわ」。

実はこの2人、達成前の20日に羽田空港で話を聞いていた。

大谷ファン
「うちわを。ひっくり返したら『50-50』」

バンキシャ
「『50-50』！」

大谷ファン
「はい。作ってきました」

バンキシャ
「『50-50』に立ち会う気で？」

大谷ファン
「はい。立ち会う気です」

大谷選手の「50－50」達成を現地のスタジアムで見ようと意気込んでいたが…。

観戦予定の試合より前に、大谷選手が「50－50」を達成。それどころか「51－51」まで記録を伸ばしていた。

バンキシャ
「どうですかいま、率直に」

大谷ファン
「率直に？本当はきょう見たかった！」

「うちわ」に書かれた数字は「50」のまま。

バンキシャ
「これが増えることはない？」

大谷ファン
「そうなんですよ。50しか作ってきてなくて」

想像を超える記録達成のスピードに対応できず、手書きで書き換えることも考えているという。

前人未到の「50－50」達成を、地元ロサンゼルスの市民はどう思っているのか？

大谷選手の等身大パネルを、スタジアムから近いバーに置いてみた。

まず話しかけに来たのは、この店の常連。

店のお客
「ロサンゼルスのみんなが君を愛してる。ありがとう。君が一番だ」

さらに…

バンキシャ
「女性が3人集まってきました」

店のお客
「ドジャースに来てくれてありがとう」

店のお客
「愛してる。興奮してる」

「50－50」達成後も止まることのない記録の更新。いったいどこまで伸びるのか。

＊＊＊

日本時間21日。「50－50」達成後、初めて迎えた本拠地での試合。

ドジャース大好き4兄弟
「こんにちはー」

日本時間21日、バンキシャが訪ねたのはドジャースが大好きな4人兄弟。一番年下のノアくんは、大谷選手の大ファン。

ノアくん（4）
「全部翔平」

バンキシャ
「全部翔平？」

ノアくん（4）
「Tシャツも翔平」

バンキシャ
「カッコイイ」

「50－50」達成の瞬間に立ち会うことはできなかったが、日本時間21日、目の前で記録が更新されることを願い、試合を見に行くという。

ジェイデンくん（10）
「僕にホームラン飛ぶかも」

ノアくん（4）
「翔平さん、がんばれ」

バンキシャスタッフもスタジアム近くのバーで、地元のファンとテレビ観戦。

4人兄弟もスタジアムで応援するなか、迎えた、第3打席。2試合連続となる今シーズン第52号ホームラン。間近で見たノアくんは、この表情。

一方、バーでは…

「SAKEタイム！SAKEタイム！」

大谷選手のホームランを祝い、日本酒が振る舞われた。

バンキシャ
「乾杯！」

この試合、盗塁も成功させ、これで52本塁打52盗塁に。記録を伸ばし続ける大谷選手。

試合を見終えた、あの4人は…

マイケルくん（10）
「『60－60』を達成するところを見たい」

いったいどこまで記録を伸ばすのか――

日本時間22日の試合前。大谷選手の等身大パネルを使い、聞いてみた。

バンキシャ
「記録はどこまで伸びると思いますか？」

サンタモニカのビーチにいた人たち

「55－55」

「57－57」

「59－59」

「余裕で『60-60』できると思うよ。あと8試合だっけ？9か8か」

「彼にとっては余裕でしょ」

「次は『60-60』の達成も期待しているよ」

そして22日。1番指名打者で先発出場した大谷選手。ファンから「60－60」の期待もかかるなか、初回の第1打席。

痛烈な当たりも、ここは内野ゴロ。3点を追う第2打席はフォアボールを選び出塁。盗塁のチャンスだったが、続くムーキー・ベッツ選手が初球をツーランホームラン。

そして迎えた9回の第5打席。センターへのヒットで出塁すると…今シーズン53個目の盗塁を成功させ、また一つ記録を更新した。

「60－60」の達成も夢ではないのか――