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【MotoGP】21歳の佐々木歩夢が母国グランプリで表彰台 軽量クラスMoto3で日本人21年ぶりの快挙

2022年9月25日 18:21
【MotoGP】21歳の佐々木歩夢が母国グランプリで表彰台 軽量クラスMoto3で日本人21年ぶりの快挙
21歳の佐々木歩夢が軽量クラスMoto3で日本グランプリ21年ぶりの日本選手表彰台
◇2022MotoGP第16戦日本グランプリ Moto3決勝(23~25日、モビリティリゾートもてぎ)

3年ぶりに開催されているMotoGP日本グランプリ。予選までは台風による悪天候でしたが、決勝は一転し快晴の中で行われたMoto3決勝。

この軽量級クラスで日本人選手は2001年以来、表彰台からも遠ざかっており、25歳の誕生日だった前日にポールポジションを獲得した鈴木竜生選手へ期待がかかります。ところが、レースが始まって5周目に4番手を走行していた鈴木選手は後輪が滑り、まさかのクラッシュでリタイアとなりました。

一方、4番グリッドからスタートし、今シーズン2勝している21歳の佐々木歩夢選手は5周目でトップに立つと、レース終盤までトップ争いを繰り広げます。

その後4番手となり残り4周の走行中に、2番手を走っていたジャウマ・マシア選手が転倒。これで先頭を走っていたイサン・ゲバラ選手と3番手デニス・フォッジア選手、4番手佐々木選手との差が開いてしまいます。

佐々木選手は残り3周でトップをとらえようとしますが、差を縮められず3位でフィニッシュ。それでも母国グランプリで日本人が表彰台に上ったのは、軽量クラスでは21年ぶりとなる快挙となりました。

佐々木選手は2戦連続、今シーズン7回目の表彰台で、年間ポイントランキング4位につけています。

その他の日本人選手は、山中琉聖選手が8位、古里太陽選手が14位で初のポイント獲得となりました。また途中で転倒した鳥羽海渡選手は21位で完走しました。

佐々木選手はレース直後のインタビューで「残り5周で少しリアタイヤが減ってしまい、トップ争いが難しかった。でも、日本のファンの前で表彰台に上れてとてもうれしい」と、話しました。