Jリーグ30周年シーズンの幕開けを飾るFUJIFILM SUPER CUP2023。

2月11日(土)にJリーグ王者の横浜F・マリノスと天皇杯を制したヴァンフォーレ甲府が対戦します。

その中継に出演する元サッカー日本代表・槙野智章さんに、この試合の注目ポイントを聞きました。

横浜F・マリノスについて、槙野さんは「シーズン最初のタイトルがかかった試合なので、全チームの全選手がカテゴリーかかわりなく見る試合だと思います。今シーズンがわかる物差しになる試合です」と、Jリーグの全選手が注目する一戦とした上で、「特にマリノスはJ1の優勝クラブなので、J1の選手は『マリノスはこんな仕上がりなんだ』とか、自分たちと比較しながら見ると思います」と話しました。

一方、槙野さんが気になっているのが横浜F・マリノスの攻撃陣です。

槙野「攻撃陣では仲川輝人選手とレオ・セアラ選手が抜けました。昨年のリーグ戦で仲川選手が7得点、レオ・セアラ選手が11得点を取っているので、その2人が抜けた攻撃陣がどういうふうにアップデートされているか気になりますね」

対するは、天皇杯で次々とJ1のクラブを破り優勝を果たした甲府。

槙野さんは、「甲府は、J1の経験者を補強しました。一発勝負なので、天皇杯の時のように一点とって守るという形ではなく、攻撃的に行く可能性もあります。僕が注目しているのは、J1でも経験のあるピーター・ウタカ選手と武富孝介選手の2人ですね。攻撃のぶつかり合いに期待したいです」と語りました。

また、今シーズンはJリーグ30周年となりますが、これまで印象に残っているシーンを聞くと、「僕は広島出身で、生粋のサンフレッチェ広島ファンでした。だから小学校の時に、広島が初優勝して(94年のファーストステージ)めちゃくちゃ嬉しかったです」

しかし、その後、当時7歳の槙野さんの目に衝撃のシーンが飛び込んできたといいます。

槙野「当時小学生だったんですけど、それをテレビで見ていたら、風間八宏さんが喜びすぎて優勝カップを落として割っちゃったんです。子供ながらにかなり印象的な出来事でした。広島の方にはご共感頂けると思います。あとは近年の優勝ですよね。森保監督時代に3回優勝しました(2012、13、15年リーグ戦)。僕は別のクラブにいましたけど、強くなったなという印象がありましたね」

今季で30周年を迎えるJリーグ、また、どんな名場面が生まれるのか期待が高まります。

■FUJIFILM SUPER CUP 2023
横浜F・マリノスvsヴァンフォーレ甲府
2月11日(土)ごご1時30分～地上波日本テレビ系生中継/TVerライブ配信