いらだちで投げたラケットがはね返り観客席へ 子どもに当たり泣き声が会場に響く 主催者はラケットを投げた選手に1万ドルの罰金
投げたラケットがはね返り男の子に当たる(写真:アフロ)
テニスの全仏オープン、女子シングルスの2回戦でルーマニアのイリーナ・ベグ選手が、いらだちから投げたラケットが観客席の男の子に当たったことを受けて、フランスのテニス連盟は1万ドルの罰金をベグ選手に科すこととしました。
ベグ選手は26日の試合で、エカテリーナ・アレクサンドロワ選手と対戦していて、1-1で第3ゲームに突入。ポイントを落としたときに、ベグ選手がラケットを地面に向かって投げたところ、置いてあったテーブルに当たり、はね返ってそのまま観客席へ。
当たった瞬間は映像には映っていませんでしたが、観客が息をのんだ後に、子どもの泣き声が響き渡りました。
これには審判もベグ選手に警告を与えました。
ベグ選手はすぐに謝罪し、試合に勝利した後には男の子と一緒に写真に収まるなどしたということです。