【箱根駅伝】日テレ担当アナが紹介・中央大学 “焼け野原”からの復活 吉居兄弟の走りで総合3位以内へ
今回は大町怜央アナウンサーが、担当する前回大会6位・6年連続96回目の出場となる中央大学を紹介します。
今大会、小涌園の実況を担当する大町アナが掲げる中央大学のキーワードは、「伝統校の新時代」です。
■目標は「往路優勝、総合3位以内」
今回99回目を迎える箱根駅伝ですが、中央大学はそのうち96回出場しています。しかし、6大会前の予選会(2016年)では11位と出場を逃しました。藤原正和監督は当時を「まるで焼け野原になったようにチームの状態が悪かった」と振り返ります。
その後、一からチームを作り直し、2022年の前回大会では総合6位の結果を残しました。10年ぶりにシード権を獲得し、古豪脱却の兆しが見えています。
そして、2024年の100回大会の目標に「優勝」を掲げている中央大学。
「今回は往路優勝、総合3位以内という大きな目標を掲げています。まさに“伝統校としての新時代”を作るべく、チームで力をつけている中央大学です」
もし往路優勝したら、2001年(第77回大会)ぶりの快挙です。
■注目は吉居大和・駿恭兄弟 兄弟たすきリレーに期待
大町アナが注目するのは、吉居大和・駿恭兄弟です。
2人は「大和兄ちゃん」「駿恭」と呼び合う仲だといいます。
――吉居大和選手(兄・3年)について
「大和選手は前回の箱根駅伝では1区、東海大学OB・佐藤祐基選手の区間記録を15年ぶりに更新する素晴らしい走りでチームに勢いをもたらしました。総合6位にも大きく貢献。今シーズンは出雲駅伝、全日本大学駅伝、2つの駅伝で区間賞を獲得しています。今回の箱根駅伝でもどんな走りを見せてくれるか注目です」
――吉居駿恭選手(弟・1年)について
「そして大和選手の弟、吉居駿恭選手が今年入学しました。駿恭選手の1万メートルのベストタイムは、28分06秒とチームでもトップクラスの自己ベストを持っています。チームとしてももちろん戦力としてエントリーに入っています」
大町アナは「もしかすると大和選手と駿恭選手の兄弟たすきリレーが見られるかもしれません」と期待します。
吉居兄弟の走りで、中央大が目指す「往路優勝、総合3位以内」を達成することはできるのか。そして、100回大会の目標「総合優勝」につながる結果を残せるのか。中央大が見せる「新時代」に注目です。