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シダマツペア再始動 各々の時間で気づいた成長 志田千陽「課題が見えた」松山奈未「バドミントン楽しいな」

2025年2月21日 21:04
シダマツペア再始動 各々の時間で気づいた成長 志田千陽「課題が見えた」松山奈未「バドミントン楽しいな」
再始動したシダマツペア
バドミントン S/Jリーグ 再春館製薬所2-0岐阜Bluvic(21日、横浜)

バドミントンのシダマツペアが再始動で勝利を飾りました。

バドミントン国内トップチームの団体戦、日本一を決めるTOP4トーナメントの女子の部・準決勝が21日に行われ、志田千陽選手と松山奈未選手が所属する再春館製薬所バドミントン部が勝利し決勝進出を決めました。

志田選手と松山選手はパリ五輪女子ダブルスで銅メダルを獲得し、“シダマツペア”の愛称で親しまれました。しかし、松山選手がコンディション調整のため休養を発表。1月に行われた2つの国際大会を志田選手はリオ五輪の金メダリスト松友美佐紀選手と期間限定ペアを組み挑みました。

短期間ではあるが違う時間を過ごした2人。それぞれに感じた部分があると言います。

志田選手は「社会人になって今年10年目になるんですけど、松山としか組んで海外のトップレベルと戦ってないので、パートナーを変えたときに個々の力が見えると感じていた」と話し、実際に先輩である松友選手とペアを組んでみて課題が見えたと言います。「いままでは松山が点数を取りに行くようなプレーをしていて、自分はどちらかというとリスクよりかは相手を見て、ラリーをして相手からもらう点を大事にしていた。松友さんと組んで『自分でどんどん点を取りに行った方がいいよ』って言われて、気持ちの部分で点を取りに行くプレーを意識していけたらと思う」と話しました。

対する、松山選手はしっかりと体を休めたことによりある思いが芽生えたと言います。「2週間全くバドミントンやらずに、その期間が逆にバドミントンが好きだなと感じられた。試合しててもバドミントン楽しいなと気づけたのは休みをとったからこそ」と気持ちの面での成長を語りました。
最終更新日:2025年2月21日 21:04