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【ラグビーW杯】退任のジョセフHC「選手たちを誇りに思う」2大会指揮に思い語る

2023年10月12日 6:30
【ラグビーW杯】退任のジョセフHC「選手たちを誇りに思う」2大会指揮に思い語る
空港で花束を受け取る主将の姫野和樹選手とジェイミー・ジョセフHC
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会を戦い抜いた日本の選手団が11日に成田空港に到着。

今大会限りで退任が決まっているジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC)は記者会見で思いを語りました。

日本は8日のプール最終戦で決勝トーナメントをかけたプール最終戦で、強豪アルゼンチン戦と激突。直接対決に敗れ、2勝2敗の3位で大会を終えました。

ジョセフHCは2016年から指揮を執り、自国開催の前回大会ではスコットランドに勝利を飾るなど史上初のベスト8入り。2大会連続の決勝トーナメント進出を目指しましたが、その夢は叶いませんでした。

この7年間を振り返り、「2019年の自国開催では、自分たちがしっかりとチームを成長させて結果を出すということ、そこはできたことがあったと思うのでコーチングスタッフをたたえたい」と感謝を述べます。

一方、今大会は2020年の新型コロナウイルスのパンデミックからスタート。「日本に来ても何か月隔離をするというところから始まった。選手も大変だったと思いますし、動き始めたときにコロナにかかってしまうこともあった」と苦労も明かしました。

国内リーグや国際大会は次々と中止となり、この1年間は準備時間の減少を妨げられませんでした。「今年の準備に関しては難しくなかったと思います。自分たちの能力、キャパシティを広げる事ができたと思いますが、悔しい結果になった。スポーツには、おとぎ話のようなハッピーエンドはないと思う」と無念さを口にします。

それでも戦い抜いた選手たちには、「最終的な結果は残念なものとなりました。アルゼンチン戦に関してはタフな試合となりましたが、一番頑張った選手たちが全てを出し切ったことを誇りに思っています」と賛辞の言葉を送りました。