世界選手権の金メダリストは母が日本人のスカイ・ブラウン パリ五輪での“二刀流”にも意欲
東京五輪銅メダリストの14歳、スカイ・ブラウン選手(イギリス)が今大会唯一の90点台をたたき出し金メダルを獲得しました。
ブラウン選手はイギリス人の父と日本人の母を持ち、生まれは宮崎県と、日本に多くのゆかりを持つことでも知られています。
また、スマートフォンのCMに出演したことでも話題になったほか、パリ五輪ではサーフィンとスケートボード2種目で代表入りを狙うなど多方面で活躍を見せる期待の逸材です。
五輪メダリストとして臨んだ今大会、ブラウン選手は準決勝を1位で通過すると、決勝でも攻めの滑りを披露。
「練習でも決まっていなかった」という空中で1回転半する大技「540」を成功させるなど、勝負強さを発揮し、今大会唯一の90点台となる90.83をマーク。金メダルに輝きました。
大会を振り返ったブラウン選手は「すごく(周りの)レベルが上がっていて、とにかくここでいろんな人の素晴らしい滑りが見られて、その中で自分のやりたいことができて、興奮している」笑顔で語りました。
そして、“二刀流”での出場を目指す来年のパリ五輪に向けては「まずは大好きな仲間とみんなで五輪に出られることが目標。イギリス代表としてサーフィンとスケートボード2つで金メダルを取るのが最終目標」と力を込めました。