高校バスケ日本一を決めるウインターカップ。29日の決勝直前、大会アンバサダーを務めるバスケットボール日本代表の河村勇輝選手がインタビューに答えました。

全国の頂点を決める決勝は、河村選手の母校でもある福岡第一と同じ福岡県の福岡大大濠による福岡対決。奇しくも河村選手がキャプテンとして福岡第一を優勝へ導いた2019年と全く同じカードということで「僕の19年の時も決勝で福岡県同士で戦えたのもそうですし、今年も福岡県同士で戦えること、それだけが福岡県のバスケットの強さの証明だと思います」と語りました。

さらに決勝で激突する2校へ「1年間、このチームで最後まで戦えるのはこの2校しかないので、チームメートと一緒に戦える時間を大切にしてほしいですし、勝負事なので、悔しい気持ちのあるチームも出てくると思いますけど、この場に立てたこと、最後まで試合ができたことは失われないし、すごくいい思い出になると思うので、全力で戦ってもらえれば、自分はそれが一番幸せかなと思います」とエールを送りました。

そして試合は、序盤から流れをつかんだ福岡第一が福岡大大濠の猛追をはね返し63-53で勝利。河村選手が率いた19年以来、4年ぶり5回目の日本一をつかみ取りました。