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新庄采配を高橋由伸が分析 若手起用に「期待にどこまでついていけるか」

2022年2月24日 19:25
新庄采配を高橋由伸が分析 若手起用に「期待にどこまでついていけるか」
新庄剛志監督(左)の采配を高橋由伸さん(右)が分析
新庄剛志監督「おお!あららら、久しぶり!」

高橋由伸さん「お出迎えさせていただきました」

新庄監督を出迎えた「news zero」野球解説者の高橋由伸さん。

今月15日、沖縄県・名護市で行われている新庄監督率いる日本ハムのキャンプを取材しました。

「ファンは宝物」をスローガンにファンを盛り上げる施策を打ち出す“BIGBOSS”効果もあり、練習を見に来た観客はおよそ4000人。

この日は原辰徳監督率いる巨人と初の練習試合を行いました。日本ハムは本来長打力のあるバッターを置く4番に、2年目の五十幡亮汰選手(23)を起用します。

実は五十幡選手、中学時代に東京五輪200m代表のサニブラウン選手に短距離走で勝利した俊足の持ち主。

由伸さんはこの起用について「長打よりも足の速い選手で相手にプレッシャーをかけながら効率よく点を取っていきたい考え。ノーアウト・1アウトでは併殺が取られない可能性があって、1、3塁で走者がいる時に五十幡選手が出てくると併殺を崩して1点が取れる」と分析。

するとこの日の初回に1アウト・走者1、3塁の場面で五十幡選手に打席が回ると、俊足を生かした内野安打を記録。その間に3塁走者がホームに戻り先制点をあげ、新庄監督の起用に応えました。

この日、日本ハムは若手選手を中心に15安打、8打点をあげ勝利しましたが、新庄監督は選手らの活躍に「初球のストライクをヒットしたら、次の試合スタメンで起用すると言ったら、選手が打ち過ぎて誰を起用していいか分からない」とうれしい悲鳴を上げていました。

由伸さんは練習試合を視察後「若い選手に思い切ってプレーさせる雰囲気を作ろうとしている。これから選手が新庄監督の期待にどこまでついていけるか、結果で応えていけるか、これから楽しみな部分」と期待を募らせました。