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【密着】ラグビー姫野和樹「ハングリー精神を忘れたくない」捨てられないスパイクと少年時代支えた駄菓子屋の存在

2023年7月21日 7:01
【密着】ラグビー姫野和樹「ハングリー精神を忘れたくない」捨てられないスパイクと少年時代支えた駄菓子屋の存在
姫野和樹選手が捨てられないスパイク
ラグビー日本代表姫野和樹選手に日本テレビが密着取材。自宅にあった“捨てられないスパイク”の理由や、少年時代を支えた駄菓子屋について語ってくれました。

■「リーチと一緒に寝てるんですよ」寝室のお気に入りグッズ

2019年のW杯では代名詞『ジャッカル』を武器に、日本史上初のベスト8入りに貢献した姫野選手。

住んで2年になるという自宅を訪れました。部屋を選んだ理由について「太陽とか月を見るのが好きで、景色が良い所がいいと思ってここにした」と語ります。

寝室のベッドは、身長187センチの姫野選手が余裕を持って寝られるクイーンサイズ。

「寝るの好き。基本8時間は寝ないとイヤ。僕リーチと一緒に寝てるんですよ笑」と、目線の先にはリーチ マイケル選手の似顔絵が飾られていました。

元日本代表の浅原拓真選手が描いたものだというこのイラストですが、「これ持って帰っていいですか?『いいですよ』と持って帰ってきました笑。めっちゃ似てるし面白いしカワイイ」とお気に入りの様子でした。

姫野選手が寝る前に行うのがストレッチ。ポールを使いながら太ももをほぐしたり、ボールを使ってマッサージをしています。

■「ハングリー精神を忘れたくない」と捨てられないボロボロのスパイク

トロフィーや前回のW杯の記念スパイクなど、数々の栄光が飾られているリビング。 そんな中、姫野選手がずっと大切にしているものが、大学時代に履いていたスパイク。

姫野「捨てますけどね普通、ボロボロで。これでも使っていたんですよ。普通捨てるけど捨てられないんですよ」

穴をテープで補強してまで履きつぶしたスパイク。これには特別な思いがあるといいます。

姫野「僕あまり幼少期そんな裕福な家庭じゃなかったので、(スパイクは)バンバン買えるものではなかった。ハングリー精神を忘れたくないと思って。引っ越すタイミングで見るんですけど、捨てられないです。これを捨てるときはラグビー辞めるときだなと思っています」

少年時代は給食費にも困るほど苦しい環境だったという姫野選手。

当時の姫野選手を支えていたという駄菓子屋にも訪れました。

■遊びに勝ったらお小遣い―少年時代を支えた駄菓子屋の篠村さん

店内には姫野選手の旗や、中学時代に書いた寄せ書きが。店長の篠村智子さんは、ずっと姫野選手を応援してきました。

姫野「今日の日付のパンがあったらおばちゃんがくれるんですよ。みんなで『今日の日付探せ』とか言って、『今日の日付ある!』『おばちゃん今日の日付だよ』と言ったら、『5時までに売れなかったら食べていいよ』と言ってくれて。5時まで待ってみんなで食べる」

食べ盛りの姫野選手を支えた篠村さん。姫野選手は「ベーゴマでおばちゃんに勝ったら10円、技見せられたら20円、けん玉の技ができたら10円」と、遊びに勝つとお小遣いをもらえたことも教えてくれました。

当時から取り組んでいたけん玉は相当な腕前。

篠村さん「これでお菓子がかかってるから」姫野「僕らの生活がかかってましたから笑」

姫野選手は、少年時代を支えてくれた篠村さんのもとへ、地元に寄ったら必ず来て、1年に1回 サインを更新しているといいます。

篠村さんも「W杯は必ず姫野くんを応援しています」とエールを送りました。

■W杯優勝へ―

自宅では机に座っていることが多いという姫野選手。

そこにはラグビーの目標や、人としてどうなりたいか、記されていました。

『人として、常に誰に対してもやさしく』
『夢、ラグビーを国技する。W杯で優勝する』

姫野選手は「W杯優勝したい夢もあるので、世界に認めてもらえるようなプレーを見せるだけだなと思います」と意気込みを語りました。

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