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IOC定例会見「ドーピング問題がなければいいと思っているか?もちろんだ」ワリエワ問題の質問相次ぐ

2022年2月16日 18:01
IOC定例会見「ドーピング問題がなければいいと思っているか?もちろんだ」ワリエワ問題の質問相次ぐ
IOC定例会見でワリエワ選手をめぐる問題に質問が相次ぐ 【写真:アフロ】
IOC(国際オリンピック委員会)は16日、北京五輪での定例会見でカミラ・ワリエワ選手について「会見への出席は強制できない」などと話しました。

問題に挙げられたのは、女子ショートプログラム後に行われた会見。本来はトップ3の選手が出席する予定でしたが、現れたのは2位のアンナ・シェルバコワ選手と3位の坂本花織選手でした。

定例会見で出席しなかった理由について問われると、「ROC(ロシアオリンピック委員会)が欠席を決めた。出席の強要はできない」などと話しました。

また、アメリカの記者から「きのうのSPはあなた方にとってどんな意味を持つのか?五輪の純粋さを永久的に奪ってしまったと思うか?」という質問に対して、IOC広報のマーク・アダムス氏は「みなさんに伝えているが、この件はまだ最終確定していない。私が知る限り、B検体は開封されてもいない。この状況での発言は適切ではない」とワリエワ選手のB検体が手つかずであることを明言しました。

その上で、「この問題がなければいいと我々は思っているか?もちろんだ。通常の大会を運営したい。みんながそう思っているだろう、選手もそうだろう。でも現実はこういう状況だ。IOCもルールには従わねばならない。この件に関しては推測でものを言うことは控えたい。私の立場からはこれ以上のことは言えないのです」としました。

ワリエワ選手が首位のフィギュアスケート女子シングル。フリーは日本時間17日午後7時からです。

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