40試合を終えて、21勝16敗3分け。2位阪神に0.5ゲーム差で首位に立つ巨人。ここまでの戦いは相手に得点を許さず、少ない得点で勝利する戦い方で結果に結びつけています。

5月15日時点で、得点数は他球団より試合数が多いながらもリーグ5位の101（6位広島は6試合少なく89得点）。一方で失点数はリーグ2位の94（1位広島は6試合少なく84失点）。防御率は阪神と並びリーグトップの2.21を記録しています。

そして今季、従来から際立つデータとなっているのが2得点で終わった試合。今季巨人は2得点の試合は、13試合で8勝5敗と勝ち越し。2得点を奪えば、勝利の可能性が十分ある数値となっています。2得点での試合で8勝するのは、2015年以来9年ぶりのことです。

去年の秋、就任時に日本テレビの番組生出演で「0に抑えとけば永遠に負けないので、そこの究極を目指していきたい」と言葉を残していた阿部慎之助監督。就任1年目から、目標を実行する戦い方となっています。

【直近10年の巨人2得点ゲーム勝敗】※24年は5月15日終了時点
14年　16試合　8勝7敗1分け
15年　34試合　15勝19敗
16年　16試合　5勝11敗
17年　22試合　5勝16敗1分け
18年　21試合　3勝17敗1分け
19年　21試合　4勝17敗
20年　18試合　6勝9敗3分け
21年　25試合　6勝15敗4分け
22年　22試合　7勝14敗1分け
23年　19試合　6勝12敗1分け
24年　13試合　8勝5敗