【女子テニス】相手の抗議中にボール痕を足で消す行為 トップランカーや世界のファンから抗議で謝罪
張選手が抗議している間にボールの痕が消される事態に(写真:新華社/アフロ)
試合中にとった行動が世界中で物議を醸している女子テニスのアマリッサ・トート選手。海外メディアによりますと、「私の初めてのWTA本戦の試合が、このような騒ぎを巻き起こすとは思っていもいませんでした。選手としても人としても、張帥選手を尊敬しています。張選手はもちろん、誰かを軽蔑したり、傷つけたり、動揺させたりする意図はありませんでした」などと謝罪したということです。
物議を醸した行為とは、ハンガリー・グランプリの1回戦、中国の張帥選手との試合でした。第1セットの第11ゲーム、5-5で迎えた場面。張選手が放ったショットがライン際に落ちました。審判はアウトとコールしましたが、張選手は判定に抗議。
抗議は覆らず、張選手が判定の再考を要求している時に、トート選手がボールの痕が残っているライン際におもむろに歩いて行きました。張選手は「待って待って、ボールの痕をそのままにしておいて」と叫びます。しかし、トート選手は足で赤土に残ったボール痕を消してしまいます。
これには張選手のコーチ陣からも抗議の声があがります。張選手は「何をしたの?何でそんなことするの?」と訴えますが、トート選手は「あなたは事を荒立てたかっただけでしょ?」と一言。張選手は一瞬、ぼう然とした表情になるも、審判に「彼女はなぜあんな事をするのか?」などと抗議を続けました。
トート選手は地元ハンガリー出身。観客からは張選手へのブーイングが起こります。張選手は目に涙を浮かべて動揺を隠せず、第11ゲームを終えたところで、試合を棄権することになりました。
海外メディアなどによりますと、トート選手は試合後に地元メディアに対し、「トラブルを起こしたのは向こう(張選手)。なんであんなに大騒ぎしたのか理解できなかった」などと話したということです。
物議を醸した行為とは、ハンガリー・グランプリの1回戦、中国の張帥選手との試合でした。第1セットの第11ゲーム、5-5で迎えた場面。張選手が放ったショットがライン際に落ちました。審判はアウトとコールしましたが、張選手は判定に抗議。
抗議は覆らず、張選手が判定の再考を要求している時に、トート選手がボールの痕が残っているライン際におもむろに歩いて行きました。張選手は「待って待って、ボールの痕をそのままにしておいて」と叫びます。しかし、トート選手は足で赤土に残ったボール痕を消してしまいます。
これには張選手のコーチ陣からも抗議の声があがります。張選手は「何をしたの?何でそんなことするの?」と訴えますが、トート選手は「あなたは事を荒立てたかっただけでしょ?」と一言。張選手は一瞬、ぼう然とした表情になるも、審判に「彼女はなぜあんな事をするのか?」などと抗議を続けました。
トート選手は地元ハンガリー出身。観客からは張選手へのブーイングが起こります。張選手は目に涙を浮かべて動揺を隠せず、第11ゲームを終えたところで、試合を棄権することになりました。
海外メディアなどによりますと、トート選手は試合後に地元メディアに対し、「トラブルを起こしたのは向こう(張選手)。なんであんなに大騒ぎしたのか理解できなかった」などと話したということです。
しかし、SNSで当該場面の映像が拡散されると、「スポーツマンシップに反する」「最低な行為」などと世界中からトート選手への批判が起こりました。また、元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ選手がSNSで「異次元の反スポーツマンシップで、驚きの声しか出ない」と投稿すると、ダリア・サヴィル(ガブリロワ)選手は「このトートって選手にはリスペクトゼロ。本当にゼロ!!!!!!本当に腹が立つ。張がかわいそう」と投稿するなど、トップランカーからも批判の声があがりました。
謝罪をしたトート選手について、テニスの専門メディアなどは「トートがファンを味方に戻せるかどうかが注目される。どんなスポーツでもファンを取り戻すのは簡単ではない」としています。