MLBのトレード期限が8月2日（日本時間）に迫る中、去就が注目されているエンゼルス大谷翔平選手が、今夏のトレード市場から“除外”されていると現地メディアが報じました。

米スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」によると、エンゼルスはこの2日間、多くの球団から大谷選手のトレードに関する問い合わせを受け、球団内部で話し合いを行った結果、大谷選手をトレードせず、プレーオフ進出を目指して戦力を補強する「買い手」に回ることを決断したといいます。

2014年以来9年ぶりのプレーオフ進出を目指すエンゼルスは、日本時間27日現在ワイルドカード圏内のブルージェイズと4ゲーム差。

大谷選手にとっても悲願のプレーオフ進出にむけ、球団は「買い手」に回ることで先発投手と救援投手の補強に力を入れるとみられています。

この報道後、エンゼルスは実際にホワイトソックスとトレードで先発右腕ルーカス・ジオリト投手と救援右腕レイナルド・ロペス投手を獲得したことを発表。ジオリト投手はホワイトソックスのエース格として活躍してきた投手で、エンゼルスのプレーオフ進出にかける本気度がうかがえるトレードとなりました。

球団は今季終了後にFA（フリーエージェント）となる大谷選手と再契約を目指す方針ですが、複数球団との争奪戦となるのは必至。

トレードか、残留か。注目の期限までは残り6日となっています。