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阪神が3年連続で中日に勝ち越し 残り10試合の矢野燿大監督「目の前の試合を全力で」 引退の福留孝介へは「教えてくれたことはチームに生きている」

2022年9月12日 23:20
阪神が3年連続で中日に勝ち越し 残り10試合の矢野燿大監督「目の前の試合を全力で」 引退の福留孝介へは「教えてくれたことはチームに生きている」
阪神・矢野燿大監督
プロ野球セ・リーグ 阪神6-2中日(12日、甲子園)

阪神がマルテ選手の勝ち越しタイムリーで勝利し、対中日3年連続勝ち越しを決めました。

CS進出へ4位・広島に2ゲーム差をつけ、3位をキープしている阪神。残り試合は10試合となりました。

◇以下、矢野燿大監督の試合後コメント

――最後はヒヤッとする場面もありましたが、投打がかみ合った試合だったように思うが?

「欲を言えば前半でもっと点が取れたら楽にというか、いい形でいけたかなと思いますけど。中盤以降、投手陣も頑張ってくれましたし打線もつながりましたし、なんと言ってもマルテがいいところで打ってくれましたね」

――1回の表に先制されて、その裏に大山悠輔選手が同点タイムリー。3回はチャンスをものにできなかったが、6回は原口文仁選手が勝ち越しのきっかけを作った。

「フミ(原口選手)はしぶとく、どの打席も気持ちのこもったバッティングをしてくれるので、いつもなんとかしてくれるんじゃないかとそういう期待の中で、あのときもいいヒットを打ってくれましたね」

――代打のマルテ選手もよくやってくれたという話だったが、あの場面はマルテ選手で勝負をかけた?

「もちろんそうですね。もちろんこっちも打ってくれっていう気持ちをこめて出してますけど、逆にマルテでダメだったとしても納得できる、そういう選手なので自信をもって送り出しました」

――7回の佐藤輝明選手のタイムリーも大きかったのでは?

「もちろん注目される選手なので、いい時も良くない時もありますけど、最初のところで打てない悔しさというのを持って打席に入っていると思いますし。まだまだ成長過程の魅力のある選手なので、残りの試合でもテル(佐藤選手)らしいバッティングをしてほしいですね」

――投げる方では先発・才木浩人投手がよく投げました。

「調子は、球の走りは良かったですけどいつもに比べてまっすぐが浮いて、ちょっと苦しい場面が多かったですけど、それでもよく粘ってくれましたね」

――5回94球というのは、球数を勘案した?

「それだけじゃなくてボールの力とコントロールというところではここが今の代えどころなのかなというところで代えました」

――これで中日に3年連続勝ち越しました。

「ここまでやってくればそういう結果も出ますけど、もう今は目の前の試合に勝つことに必死なので、結果的に勝ち越しとかいい記録になればうれしいことなので。まずは目の前の試合を全力で戦っていきます」

――試合終了後には今年で引退する中日・福留孝介選手への花束贈呈もありました。

「この歳まで孝介もこれだけ長く、日本もアメリカも経験しながら、またタイガースでも一緒にやりましたし。孝介が色々プレーで見せてくれたこと、直接教えてくれたことっていうのはチームに生きているので、そういうところでは感謝の気持ちがありますし、本当にお疲れ様でしたという気持ちでした」

――今シーズンは残り10試合。明日以降へ向けて一言。

「まず明日全員で取りにいきますし、今日もそういう試合はできたので、明日もそういう試合を皆さんにお見せします」

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