◇プロ野球セ・リーグ DeNA1-0巨人(9日、東京ドーム)

DeNAは0-0で迎えた延長12回1アウトランナーなしで、4番牧秀悟選手の14号ソロが飛び出し、この1点で逃げ切りました。

ヒーローインタビューでは「打った瞬間感触がよかったので行ったかなと思いました」とまさに自画自賛の一発。巨人の菊地大稀投手が投じた高めの変化球をとらえると、打球はDeNAファンが待つレフトスタンド中段へ。牧選手は会心の当たりに、打球がスタンドに入るのを見届けずダイヤモンドを1周しました。

この日は初回、7回、9回といずれもランナーを置いた場面で打席に立った牧選手。4打席連続凡打に終わっていた4番は「これまで全然打ってなかったんですけれど、長い試合で最後決めることができてよかった」と3時間39分の熱戦を締めくくりました。

試合は互いに譲らぬ投手戦。DeNAは東克樹投手が7回無失点の投球をみせると、5人のリリーフ陣もスコアボードにゼロの数字を並べます。牧選手は「ピッチャーの方々が最後まで投げてくれたのでなんとか勝ちをプレゼントできてよかった」とコメント。

来週からはオールスター前最後の2カード、11日からは首位阪神との戦いも控えます。牧選手は「今日も最後まで応援してくれたベイスターズファンの皆さんとともに来週も一つずつ勝ちを積み重ねていきたい」と話し、大きな拍手が送られました。