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富永啓生「シュートを打たなくなったらいる意味がない」 豪州戦3ポイント不発も変わらないメンタル

2023年8月30日 18:00
富永啓生「シュートを打たなくなったらいる意味がない」 豪州戦3ポイント不発も変わらないメンタル
バスケ日本代表の富永啓生選手(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
◇FIBAバスケットボールワールドカップ2023 1次ラウンドE組 オーストラリア109-89日本(29日、沖縄アリーナ)

1次ラウンド第2戦で格上のフィンランドを破り歴史的勝利をあげた日本。その勢いのまま世界ランク3位のオーストラリア代表に挑みましたが、109対89で敗れ2次ラウンド進出とはならず。31日から始まる順位決定戦に進むこととなりました。

第2戦では7本中4本の3ポイントを決めるなど17得点を奪い、大金星をあげる原動力となった富永啓生選手。しかし、この日のオーストラリア戦では10本すべての3ポイントをはずし8得点。結果を残すことができませんでした。

試合後、富永選手は「個人として、役割としている3ポイントというところで迷惑をかけてしまった。それをどうにか取り返そうと声を出したり他のプレーで引っ張ろうと頑張ってたんですけど、3ポイントをもっと決めていかないといけなかった」と反省の言葉を口にしました。

富永選手は大会前から「シューターがシュートを打たなくなったらチームにいる意味がなくなってしまう」と語っていて、この試合後にも同じ言葉を口にしていました。どれだけシュートが入らなくても変わらないメンタルで3ポイントを打ち続けることに徹していました。

チームメートもそのことはわかっていて、試合後に「彼は自分の仕事をやった」といった声が聞かれました。ホーバスHCのバスケは3ポイントシュートとペイントアタックなどの2ポイントシュートのバランスを重視しており、ドイツに敗れた第1戦でもチームの3ポイント成功率は17.1%と低かったものの、2ポイントの試投数30本を上回る35本もの3ポイントシュートを放ちました。

指揮官も「特別なシューター」と認める22歳の富永選手。この大会の経験を糧に、さらなる飛躍に期待がかかります。

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