◇FIBAバスケットボールワールドカップ2023 1次ラウンドE組日本代表98-88フィンランド代表(27日、沖縄アリーナ)

22歳のコンビがバスケットボール日本代表の歴史的初勝利へ導きました。

前半を終えて36-46と10点を追う展開。それでも、アメリカのネブラスカ大学でプレーする富永啓生選手がスリーポイントシュートを連発すると流れが変わります。

試合時間残り4分30秒に迫ったところで、同世代・河村勇輝選手の得点で同点に追いつくと、バスケットカウントで逆転。さらに、河村選手が勝負所でスリーポイントを決めるなど、一気に勝利をたぐり寄せました。

ともに2001年生まれの22歳コンビの躍動。この試合、富永選手はスリーポイントを7本中4本沈めるなど17得点。河村選手も同様に7本中4本決め、25得点の大活躍でした。

富永選手は「自分たちは2人とも経験はあんまりないんですけれど、そんな中で若いエネルギーのあふれるプレーでチームを勝利に導けたのはすごくうれしかったですし、これからの自分たちのバスケット人生においてもすごく成長できる1試合になった」と振り返ります。

また河村選手について「第4Qの大事な場面で立て続けにスリーポイントを決めてくれて本当に頼もしかったですし、スリーポイントで相手の(集中力が)切れた部分があったと思うので本当にすごく頼もしかったです」と勝利の立役者となった相方をたたえました。

次戦は29日、世界ランク3位の強豪オーストラリアとの一戦になります。