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第99回箱根駅伝 監督はこんな人(城西大・早稲田大・日体大)

2022年12月31日 12:01
第99回箱根駅伝 監督はこんな人(城西大・早稲田大・日体大)
左から城西大学・櫛部静二監督、早稲田大学・花田勝彦駅伝監督、日本体育大学・玉城良二駅伝監督
箱根駅伝は、走る選手たちはもちろんのこと、多彩な顔ぶれの指導者たちもその魅力のひとつ。それぞれの経験を生かし、情熱を持って指導にあたる監督たちのプロフィールをご紹介します。

■城西大学 櫛部静二 監督(51歳)

早稲田大OB。高校時代は3000m障害で高校記録を樹立。この記録は東京オリンピック代表の三浦龍司選手(順大)が更新するまで30年間破られませんでした。

早大時代は、同期に武井隆次氏、花田勝彦氏(現・早大駅伝監督)がおり"早大三羽烏"と称され、1年次から主力選手に数えられました。しかし、初めての箱根駅伝では2区に抜擢されるも大ブレーキ。2年でも2区を走り区間9位でした。

3年次には、櫛部氏の1区区間新記録に始まり、"早大三羽烏"がそろって区間新を樹立。チームは8年ぶりの総合優勝に輝きました。

大学卒業後は、エスビー食品で活躍。指導者になるために日体大大学院で学び、2000年にエスビー食品を退社。

同年、城西大駅伝部のコーチに就任。選手の指導にあたる一方で、自身も実業団選手として競技を続けました。

その後、2009年に監督に昇格。就任1年目に箱根駅伝で城西大初のシード権を獲得しました。

■早稲田大学 花田勝彦 駅伝監督(51歳)

高校時代は1500mでインターハイ入賞。もともと国立大に進学を希望していましたが、瀬古利彦氏の勧誘を受けて、早大進学を決めました。

早大在学時には、同学年の櫛部静二氏(現・城西大監督)、武井隆次氏、後輩の渡辺康幸氏(現・住友電工監督)らと共にチームの中心選手として活躍。1993年の第69回箱根駅伝では4区区間新記録を樹立し、総合優勝に貢献しました。

実業団のエスビー食品在籍時には、1996年アトランタ大会、2000年シドニー大会と2大会連続で、トラック種目でオリンピック出場を果たしています。

現役引退後は2004年から上武大駅伝部の監督に就任。2009年第85回箱根駅伝で同大を初出場に導きました。

2016年からはGMOインターネットグループ監督としてトップ選手を指導し、同チームをニューイヤー駅伝初出場に導いたほか、多くのマラソンランナーを育成し、今年6月に母校の駅伝監督に就任しました。

■日本体育大学 玉城良二 駅伝監督(61歳)

日体大OBで、箱根駅伝には大学4年次の第60回大会に出場し、10区3位で走っています(チームは準優勝)。

大学卒業後は、故郷の長野県で高校教員となりました。女子の指導者として名を馳せ、諏訪実業高では全国高校駅伝に10度出場。2005年からは長野東高に赴任し、全国高校駅伝に13年連続出場し2年連続で準優勝の実績も挙げています。

2020年7月1日に日体大駅伝監督に就任しました。長男・柾人氏は強豪・名城大女子駅伝部でコーチを務めています。

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