×

第99回箱根駅伝 監督はこんな人(青学大・順大・駒澤大)

2022年12月30日 5:01
第99回箱根駅伝 監督はこんな人(青学大・順大・駒澤大)
左から青山学院大学・原晋監督、順天堂大学・長門俊介駅伝監督、駒澤大学・大八木弘明監督
箱根駅伝は、走る選手たちはもちろんのこと、多彩な顔ぶれの指導者たちもその魅力のひとつ。それぞれの経験を生かし、情熱を持って指導にあたる監督たちのプロフィールをご紹介します。

■青山学院大学 原晋 監督(55歳)

東海地区の中京大出身で、箱根駅伝を走った経験はないものの、2004 年に青山学院大の監督に就任すると、低迷していたチームの立て直しに成功。箱根駅伝に復活させただけでなく、関東屈指の強豪校に引き上げました。

中京大卒業後は実業団の中国電力で競技生活を送った後、同社でサラリーマン生活を送り、その時の営業マンとしての経験を、チームビルディングや選手の指導に生かしています。

また監督業だけでなく、マラソン中継の解説やテレビ番組等のコメンテーター、大学教授などマルチに活動中。実業団のGMOインターネットグループ陸上長距離チームでは、EKIDENダイレクターという肩書も持っています。

■順天堂大学 長門俊介 駅伝監督(38歳)

順天堂大OBで、同期には今井正人選手(トヨタ自動車九州)がおり、学生時代は1年目から主力として活躍しました。箱根駅伝では4年連続で復路のエース区間の9区を走っています。

優勝した第83回大会では、独走状態でタスキを受けると、区間賞の走りで総合優勝を決定的なものにしました。

大学卒業後はJR東日本で競技を続け、2011年に順天堂大のコーチに就任、低迷していた母校を再び上昇気流に乗せます。

そして2016年から監督となりました。チームからは2016年のリオ・オリンピックに3000m障害で出場した塩尻和也選手(富士通)、東京オリンピックの三浦龍司選手(3年)と、2大会連続でオリンピック代表を輩出。またコーチ時代には、東京オリンピック5000m代表の松枝博輝選手(富士通)を指導するなど、駅伝だけでなく、個の育成も図っています。

■駒澤大学 大八木弘明 監督(64歳)

高校卒業後、実業団の小森印刷(現・小森コーポレーション)を経て、24歳で駒澤大学の夜間部に入学。昼は川崎市役所で働きながら、箱根駅伝を目指しました。

箱根駅伝では1年で5区区間賞、2年からは花の2区を担い、3年で区間賞を獲得しています。当時は年齢制限があり、4年目は出場できませんでしたが、チームのエースとして活躍を見せました。

卒業後はヤクルトで競技を続けましたが、1995年に母校のコーチに就任し、低迷していたチームを一気に強豪校へと変貌させました。

その後2002年に助監督になり、2004年からは監督に就任してチームを率いています。指導者としては、出雲駅伝・全日本大学駅伝・箱根駅伝で通算26勝を挙げていますが、同一年度の三冠はまだありません。今回はその悲願へ大きなチャンスを迎えています。

個の育成にも力を入れており、かつてはマラソンで2度の世界選手権に出場した藤田敦史さん(駒澤大コーチ)、直近では今夏のオレゴン世界選手権に出場した田澤廉選手や、東京オリンピック男子マラソン代表の中村匠吾選手(富士通)ら、多くの好選手を輩出しています。