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【J1順位表】首位神戸が勝利 追いかける上位は敗戦 鹿島5連勝 G大阪が最下位に転落

2023年5月15日 6:05
【J1順位表】首位神戸が勝利 追いかける上位は敗戦 鹿島5連勝 G大阪が最下位に転落
5月14日終了時のJ1順位表
Jリーグ30周年記念マッチとなったJ1第13節の9試合が12日、13日、14日に開催。

神戸は広島との上位対決を制し、首位キープ。一方で追いかける2位横浜FM、3位名古屋、広島が敗戦し、勝ち点差が広がる形となりました。横浜FCが2勝目を挙げ最下位を脱出し、敗戦のG大阪が最下位に転落。

現在の順位の試合数は、浦和が2試合、広島が1試合、湘南が1試合少ない状況となっています。

◆FC東京2―1川崎F(国立競技場)

国立競技場で行われた“多摩川クラシコ”。ホームのFC東京にとっては史上最多入場者数となる56,705人が詰めかけました。

主導権を握ったのはFC東京。徳元悠平選手が強烈なシュートをネットに突き刺し先制ゴール。さらに徳元選手のアシストから安部柊斗選手が決めて、2点のリードを奪います。

その後、川崎F・宮代大聖選手に巧みなシュートを決められるも、GKヤクブ・スウォビィク選手を中心に守り切ったFC東京。多摩川クラシコを制し、3試合ぶりの勝利を手にしました。一方の川崎Fの連勝は『3』でストップしています。

◆神戸2―0広島(ノエビアスタジアム神戸)

首位神戸と3位広島の上位対決は、後半に均衡が破れます。

神戸はカウンターからの攻撃。大迫勇也選手、武藤嘉紀選手とつなぎゴール前へ。最後は広島のオウンゴールを誘い、先制点を奪います。

そして終了間際、大迫選手の起点から武藤選手がドリブルで持ち上がる形に。最後は切り返しから狙い澄ましたシュートで勝利を決定づけました。神戸は上位対決を制し、首位をキープしています。

◆札幌4―2湘南(レモンガススタジアム平塚)

前節5得点を奪った札幌は、この試合でも攻撃力を前面に押し出した試合展開を見せます。

前半右サイドからのグラウンダーのクロスに駒井善成選手が合わせて先制ゴール。1度は湘南に逆転を許すも、後半に小柏剛選手のヘディング、浅野雄也選手の左足、スパチョーク選手の右足で3得点を奪い勝利。

札幌は直近2試合で9得点、得点数はリーグ最多の29としました。一方敗れた湘南は6試合勝利なしとなっています。

◆横浜FC1―0柏(三協フロンテア柏スタジアム)

最下位に沈む横浜FCは、前半から柏の攻撃をしのぎきる展開。多くの決定機を作られますが、体を張ったディフェンスでゴールを許しません。

耐えしのいだ横浜FCに後半チャンスが訪れます。左サイド林幸多郎選手のクロスが柏の片山瑛一選手の手に当たりPKの判定。PKをエースの小川航基選手が冷静に決めて先制ゴールを奪います。

その後も柏の猛攻をしのいだ横浜FCは2勝目を挙げ、最下位から脱出しました。一方の柏はシュート数で大きく上回るものの、最後までゴールを奪うことはできませんでした。

◆鹿島2―0名古屋(国立競技場)

30年前の1993年Jリーグ開幕カードでもある鹿島―名古屋。国立競技場には56,020人が詰めかけました。

先制したのは4連勝中の鹿島。前半CKから鈴木優磨選手はフリーになりヘディングで先制ゴールを奪います。

さらに後半には激しい前線のプレスからボールを奪取。最後は知念慶選手が決めて追加点。鹿島は名古屋の攻撃をシャットアウトし、5試合連続完封勝利。敗れた名古屋は3月4日以来、10試合ぶりの敗戦となっています。

◆C大阪1―0京都(サンガスタジアム by KYOCERA)

C大阪は素早いスローインからのリスタートでチャンス。左サイドで加藤陸次樹選手がドリブルから仕掛けてのクロス。最後は京都の選手に当たってのオウンゴールで先制点を奪います。

京都は後半、豊川雄太選手を中心に攻めますが、C大阪のゴールをこじ開けることはできず。京都は直近5試合で1分4敗と、勝利から遠ざかっています。

◆福岡0―0鳥栖(ベスト電器スタジアム)

直近5試合で3敗と負けが先行する福岡。前半右サイドから紺野和也選手がスピードに乗ったドリブルで侵入。シュートまで持ち込みますが、ゴールを割ることはできません。

その後、鳥栖に退場者が出て数的有利となった福岡。後半もサイド攻撃からチャンスを作るも、最後までゴールは奪えず。福岡にとっては、悔しい引き分けとなりました。

◆新潟2―1横浜FM(デンカビッグスワンスタジアム)

2位の横浜FMは前半終了間際、CKのこぼれ球を拾うと右サイドに展開。ヤン・マテウス選手のクロスに藤田譲瑠チマ選手が頭で合わせ先制ゴールを奪います。

しかし、後半は新潟の前線からのプレスに苦しむ横浜FM。ビルドアップでボールを奪われると、新潟・伊藤涼太郎選手、三戸舜介選手に立て続けにゴールを許し、逆転負け。首位神戸が上位対決に勝利しただけに、横浜FMにとっては痛い敗戦となりました。

◆浦和3―1G大阪(埼玉スタジアム2〇〇2)

鹿島―名古屋と同じく、30年前の1993年Jリーグ開幕カードとなった浦和―G大阪。

前半、先制したのは17位と下位に沈むG大阪。イッサム・ジェバリ選手がシュートフェイントからコースを突くシュートで得点。

しかしその後、試合の流れはホームの浦和。前半終了間際にアレクサンダー・ショルツ選手のPKで同点。後半には大久保智明選手、安居海渡選手がゴールを奪い逆転勝利。

浦和は連敗は阻止し6位浮上。一方のG大阪の勝利数はJ1最少の1勝。順位も最下位の18位に転落しています。