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「『熱男』と出会って飛距離が5mくらい変わった」松田宣浩が引退会見で代名詞『熱男』への思い

2023年9月29日 6:00
プロ野球の世界で、ソフトバンクに17年、巨人で1年プレーした松田宣浩選手が、28日に引退会見。通算成績は1921試合に出場し、打率.265、1832安打、301本塁打、991打点を記録した三塁手が、今季でユニホームを脱ぐことを決めました。

自身の18年間の野球人生についての点数を聞かれると「いい時もあるし、悪い時もありましたが、18年間に点数をつけるなら、『100熱男』100点満点を出してあげれたらと思います」と笑顔で答えました。

松田選手の代名詞と言えば、ソフトバンク時代に定着した『熱男』という言葉。チームを盛り立てるムードメーカーとしての存在感も相まって、この言葉は野球界に知れ渡る言葉に。

「2015年のソフトバンク時代、当時の工藤(公康)監督が『熱男』をスローガンとして掲げられていて、当時選手会長だったこともあり、そのスローガンを広めたいというただそれだけで『熱男』とホームランを打った後で叫んでいました。ホークスでもそうですが、ジャイアンツでも『熱男』とともに戦って参りました。そのパワーはとてつもなくて、『熱男』と出会ってから自分の中では飛距離が5mくらい変わったし、ホームランの数も増えたと思いますので、『熱男』という言葉との出会いはプロ野球人生の中で大きかったかなと思います」

移籍した巨人でも熱男は健在。「ジャイアンツに来てからも、松田選手というよりも『熱男』という呼び名で呼んでいただけたので本当にうれしく思います」と、ファンに愛された“熱男”という言葉に最後まで感謝していました。

最終更新日:2023年9月29日 6:00