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日本ハムが新球場の規定違反について説明 条件付きで来シーズンは使用可能に

2022年11月14日 22:15
日本ハムが新球場の規定違反について説明 条件付きで来シーズンは使用可能に
プロ野球・日本ハムの新球場エスコンフィールドHOKKAIDO
プロ野球の日本ハムは14日、規定違反を指摘されていた新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」について条件付きで来季から使用することを発表しました。

ファンに野球の臨場感を体験してもらうために、本塁からバックネットスタンドまでの距離が50フィート(15.18m)で設計されていた同球場。

しかし日本野球機構(NPB)から、規定の60フィート(18.288メートル)に達していないと指摘を受け、本日行われた12球団代表者会議の場で、謝罪と現時点で検討している本件への対応案を説明しました。

この結果、2023年シーズンオフ以降に、規定に合致した球場とすべく、設計会社や施工会社と改修計画を進めていくという条件で、2023年シーズンの使用について、NPBと11球団の同意を得ました。

また今回の経緯について、球場の設計を担当した米国設計会社HKS社から米国の公認野球規則に準じた造りで、メジャーリーグ(MLB)では問題がないと説明を受け、米国の公認野球規則の原文を確認し、本塁からの距離として記載のある60フィートは“推奨(recommend)”と解釈。

しかし日本の公認野球規則では60フィート以上を“必要とする”となっているため、今回の指摘がありました。

川村浩二代表取締役社長兼オーナー代行は「ファンの皆様や関係者の方々にご心配をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます。MLBの事例を参考にした臨場感のある球場作りを進めてまいりましたが、日米の規則の差に関する確認や相談が不十分となるなど、そのプロセスに問題がありました。2023年の開幕に向けてしっかり準備を進めていくとともに、野球界の発展、ファンサービスの進化のために今後も尽力していきます」と、コメントしました。
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