距離が足りない?日本ハム「新球場」95%工事終了も「野球規則」基準に…
プロ野球、北海道日本ハムファイターズが建設中の新しい球場が揺れています。球場の作りが「野球規則」を満たしていない可能性があるというのです。
◇
“世界最大級”の大型ビジョン。グラウンドの一面に天然芝が張られ、今すぐにでも試合ができそうなのは、プロ野球、北海道日本ハムファイターズの新球場「エスコンフィールド北海道」です。工事はすでに95%が完了していて、11月3日にはその姿が報道陣に公開されました。
来年3月の開幕に向け準備は着々と進んでいましたが、ここに来て予想外の問題が浮上しました。
新球場の“目玉のひとつ”は、メジャーのスタジアムさながらの“臨場感”です。バックネットからホームベースまでは15メートルほどの距離です。
ところが、試合をする球場について規定する「公認野球規則」にはホームベースからバックネットまでの距離は「60フィート(18.288メートル)以上を必要とする」と明記されています。
新球場はその距離が15メートルほどしかなく、「公認野球規則」の基準を満たしていないことがわかったのです。
新球場が完成間近でのこの“動かしがたい事実”に、ファイターズファンからは…
ファイターズファン
「すごく残念ですよね。地元では移転とかで盛り上がっていたので。僕、仕事が建築業なんですけど、単純な設計ミスなら許されざるというか… 規定はちゃんと調べといてやるべきでしたよね」
新球場の“誕生”を楽しみにしていた分、規則をしっかりと守ってほしかったという声が聞かれました。
球団側は「現在、対応を協議している」とコメントしています。