◇プロ野球セ・パ交流戦　オリックス-広島(1日、京セラドーム)

オリックスの山下舜平大投手が、6回1失点の力投。5勝目の権利を持って降板しました。

プロ3年目20歳の山下投手は、今季6試合に先発し無傷の4連勝。この日は左打者を8人並べた広島と対戦しました。

立ち上がりから150キロ後半をマークするなど、テンポよく3つのアウトをとります。2回には唯一の右打者の堂林翔太選手を156キロのストレートで最初の三振。3回には左打者に2本のヒットを許しますが、韮澤雄也選手からカーブで三振を奪い、得点を許しません。

しかし4回にエラーで出塁したランナーを3塁まで進められた山下投手。5番・坂倉将吾選手にライトへタイムリーを浴び、先制点を献上します。さらにその後ヒットを許し1、3塁とされますが、林晃汰選手を156キロのストレートで三振に仕留め、最少失点で切り抜けました。

そして5回、6回と再び圧倒。90球を超えてなおも150キロ中盤を記録。最後は堂林選手をカーブで三振にとり、グラブをたたきながらマウンドを降りました。

左打者に4本のヒットを許しましたが、6回1失点6奪三振の力投。自責点は0だったため防御率は0.98から0.84となり、5勝目の権利を持って、7回からはリリーフに託しています。