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【高校サッカー】全国大会への意気込みは?大津高校の選手が生出演

2023年12月13日 22:46
【高校サッカー】全国大会への意気込みは?大津高校の選手が生出演
今月開幕する全国高校サッカー選手権大会。熊本県代表大津高校のみなさんにお越しいただきました。キャプテンの碇明日麻選手、センターバックの吉本篤史選手、左サイド古川大地選手。そして宮﨑祐介監督です。

(畑中香保里キャスター)
キャプテンの碇さん、今のチームの調子はどんな状況でしょう。

(碇明日麻キャプテン)
リーグ1年間通して最初の方は失点が多くて、点もとれず悩む時期も多かったんですけど、1年間プレミアリーグとプリンスリーグ通して全体として成長できたと思います。

(宮澤圭太アナウンサー)
高校年代最高峰のプレミアリーグで碇選手は得点王にも輝いています。
さきほど全国大会に先駆けた激励会に参加されました。

激励会には熊本代表・大津高校の監督と5人の選手が出席しました。
KKTの宗田英成社長から激励金が贈られたほか、大会協賛社の明治からプロテイン、帝人ヘルスケアからはサッカーボールが贈られました。
まずは、激闘となった熊本県大会決勝戦を振り返ります。

【VTR】
11月11日、熊本市の水前寺競技場で行われた決勝。3年連続20回目の全国出場を狙う青のユニフォーム大津と、勝てば28年ぶりの全国出場となる赤白のユニフォーム熊本商業が対戦しました。

大津は、セットプレーなどで開始からペースを握りチャンスを作ります。前半7分には、碇選手のパスから稲田選手。ここは熊本商業のゴールキーパー内野選手が立ちはだかります。

堅い守りで大津の猛攻を跳ね返す熊本商業。前半23分には…。

(実況)「稲田がおさめる。シュート~ 内野がおさえた」

再びキーパー内野選手がナイスセーブ。

両者一歩も譲らない展開が続く中、迎えた前半24分。試合を動かしたのは大津でした。

(実況)「古川のクロス逆サイドに流れてシュート!前半24分大津高校先制!」

古川選手のクロスに吉本選手がダイレクトで合わせ大津が先制します。

追いつきたい熊本商業は後半10分。

(実況)「矢嶋のヘディング!ここはこぼれ球をシュートォ~!!追いついた熊本商業」

相手のクリアボールを鳥飼選手が技ありのスライディングシュート!熊本商業が試合を振り出しに戻します。

ここから両チームが意地を見せます。後半29分には、熊本商業・吉井選手が振り向きざまにミドルシュート。これは惜しくもバーを直撃します。

激闘に決着がついたのは試合終了間際でした。

大津のコーナーキックをキーパーがクリア。これに反応した大津のシュートを、熊本商業の選手が体を張って止めにいきますが、ハンドの判定。大津にPKが与えられます。
蹴るのはキャプテンの碇選手。

(実況)「決めていった~キャプテン碇~!後半アディショナルタイム。ここで長いホイッスル」

プレッシャーのかかるPKを落ち着いて決め、大津が2対1で勝利。3年連続20回目の全国出場を決めました。

【スタジオ】
(宮澤アナ)激闘を制した大津高校のみなさん。お話を伺います。
まずは、素晴らしい先制点を決めた吉本選手。チームの勢いをつける先制点を決めた時、いかがでした?

(吉本篤史選手)
攻めてはいたんですけどなかなか得点を取ることができずにいた中で自分の得点でチームに勢いをつけることができてとても嬉しかったです。

(畑中キャスター)
今大会、準々決勝からすべての試合でゴールを決められましたが、練習していた形なんですか?

(吉本選手)
ずっとセットプレーの練習をしていたので、そこで自分もずっと狙っていたので得点を取ることができてとてもよかったです。

(宮澤アナ)
本当に人間性を信頼されている選手なんですよね。その吉本選手にクロスを送ったのが古川選手です。

(宮澤アナ)
見事なサイドからのセンタリングでした。蹴った瞬間は?

(古川大地選手)
蹴った瞬間は(吉本)篤史の所に行ったので決めてくれると信じていました。

(畑中キャスター)
中にいる人との信頼関係が大事ですよね。

(古川選手)
そうですね。自分がいいボールさえ蹴れば中には決める選手がたくさんいるので思い切って蹴るだけです。

(宮澤アナ)
古川選手を中心としたサイド攻撃というのが今年は持ち味でもあります。そして、決勝ゴールを決めたキャプテン碇選手。試合終了間際でのPK、プレッシャ―はどうでしたか?

(碇選手)
プレッシャーもありましたけど、去年の全国大会でもPKを蹴っていたので、そういったプレッシャーには慣れて落ち着いて蹴ることができます。

(畑中キャスター)
勝利した瞬間に涙もありましたがどういう気持ちでしたか?

(碇選手)
チームも苦しい状況で個人としても今大会あまりいいプレーができていなくてちょっと悔しい思いもして、最後はこういった形で点を取ることができたので、そういった気持ちが最後あふれてしまいました。


(宮澤アナ)
大接戦の決勝を見事制した大津高校のみなさんですが、気になる初戦の相手がこちらです。初戦の相手は、岩手県代表・3年ぶり30回目の全国出場となる遠野高校です。宮﨑監督、率直にどのような印象をお持ちですか?

(宮﨑祐介監督)
30回目の出場ということで岩手県の古豪だと認識しています。県の予選や東北大会などでの結果を見ても失点が非常に少ないチームなので、粘り強いチームなのかなと思っています。

(宮澤アナ)
大津高校としてはどんなサッカーがカギになりそうですか?

(宮﨑祐介監督)
まずは自分たちが初戦に向けて心も体もコンディショニングしていくことが大事だと思っています。どうしても初戦は硬くなってしまいますのでまずは自分たちがいい準備をして相手の良さを守備から入って消しながら相手のコートに押し込んで、先制点がカギになってくると思うので、そういったゲームができればと思います。

(宮澤アナ)
第102回全国高校サッカー選手権大津高校の初戦は大晦日12月31日(日)遠野高校との2回戦。午後2時から埼玉スタジアムで。KKTで生中継でお伝えします。碇キャプテン自身にとっても3度目の全国大会、意気込みをお願いします。

(碇選手)
去年、おととしと国立の舞台に立って悔しい思いをしているので、今年こそは全国制覇と目標を達成できるように頑張っていきたいと思います。

(宮澤アナ)
国立での悔しさというのもあると思います。そのあたりはいかがですか?

(碇選手)
2年連続悔しい思いをしているので、借りを返すじゃないですけどそういった思いで自分たちの良さを出しながらしっかり勝てればいいと思っています。

目指せ国立、全国制覇!今日は大津高校のみなさんにお越しいただきました。ありがとうございました。

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