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ロアッソ熊本「推しメン」大西遼太郎選手 大木監督と築いた信頼関係で攻守で大活躍

2024年11月7日 19:36
ロアッソ熊本「推しメン」大西遼太郎選手 大木監督と築いた信頼関係で攻守で大活躍
明治安田J2リーグ・ロアッソ熊本の選手の素顔に迫る“きょうの推しメン”。今回は大西遼太郎選手(27)です。攻守で大活躍のディフェンダーの覚悟に迫ります。

プロ5年目の大西遼太郎選手はサッカー王国、静岡県出身。同じく静岡県出身の大木武監督に高校時代も指導を受けました。
■大木武監督
「第一印象はジュビロのユースの時だね。うまかった。もっともっと伸びる選手だと思った」

当時、ジュビロ磐田ユースの監督だった大木監督の下でサッカーを学び、大学卒業後の2020年にFC岐阜に入団。そしてプロ4年目の昨シーズン、ロアッソに加入しました。
■大西遼太郎選手
「(オファーしたのが)大木さんってわかってましたし、オファーもらった時はすぐ熊本行こうと思いました」

これほどほれ込む大木監督の魅力を聞きました。
■大西遼太郎選手
「練習やってても楽しいですし、 こうサッカーやってるなって感じられることと、(試合に)出られないなど自分の中で難しい時期があると思うん ですけど、そういう部分での メンタリティや振る舞いは、大木さんから教わる部分が大きかった。またやりたいなと思った」

熊本での1年目となった昨シーズン、第12節の町田戦で先発起用されると、大木監督から粘り強いプレーが評価されてスタメンに定着しました。
■大木武監督
「割と粘着質っていうか、ボールを奪う時にしても、ボールを自分がキープしている時にしても、割と粘って取られなかったりとか、割と上手く取ったりとか。それが彼の一番の特徴かな。後ろからその一歩手前まで広範囲にプレーできる選手」

岐阜では出場機会に恵まれなかった大西選手は、去年、熊本で29試合出場を果たしました。そして今シーズンは、ここまでリーグ戦全試合出場。ロアッソにとって欠かすことのできない存在となりました。
■大西遼太郎選手
「去年までけがなく1年終えたことがなくて、けがなく今のところ全試合出られてのは、すごくプラスのいい部分」

中でも今シーズン、一番印象に残っているプレーは、8月25日のアウェーいわき戦です。大西選手は相手ディフェンダーとキーパーの間に正確なロングボールを供給。それを石川選手がワンタッチでシュート!連敗を3で止める見事なアシストをしました。
■大西遼太郎選手
「元々パスが下手で、相手の裏に背後に落とすボールがすごく下手で、(ヘッドコーチの藤本)主税さんからも 振り返りの時に言われていて、その中で取り組んだ。そういう 中でのアシストだったので、すごくうれしかったです」

チームメイトは、大西選手をどう見ているのでしょうか?
■松岡瑠夢選手
「八方美人代表って呼んでいる。誰に対してもいい顔をするのが特徴なので。半分イジっていますけど、本当にいいところ だと思ってますね。誰にでも愛される性格をしてると思う」

■大木武監督
「明るくていい。だから怒れない。怒っても、ちょっと顔が笑ってる感じわかるでしょ。こっちも笑っちゃうっていうか。 いくら怒っても多分ね、ちょっとにやけている感じ」

怒られているときも笑っている?大西選手に突撃です。
■大西遼太郎選手
「大木さんが本気で怒ってる時はわかるんですけど、さすがに。でもなんか、なんだろう、この 本当に怒ってんのかなって。いじっているのか、本当に怒っているのかわかんないんだけど、 ちょっと笑っちゃってふざけちゃうというか。去年とかはありましたね。自分でも覚えてるんですけど、『やべ!これ怒られてんのにちょっと笑っちゃったな』って」

大西選手が高校時代から築いた2人の信頼の証なのかもしれません。

4歳でサッカーを始め、プロになるという夢をかなえて5年の月日が経ちました。
■大西遼太郎選手
「苦しい難しい5年間だった印象の方が強い。自分の中で、サッカーに対しての向き合い方が難しかった時期もあったのは正直なところ。そういった中で大木さんに呼んでもらったのはすごく大きかった」

苦しかった時期を乗り越え、大木監督のもと成長を遂げた大西選手は、さらなる飛躍を誓います。
■大西遼太郎選手
「もっと上の舞台でプレーしたい。それが熊本ならよりもっといいですし、熊本で(J1に)行きたい」

最終更新日:2024年11月7日 19:36
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