【ロアッソ】推しメン・MF藤井皓也 ルーキーのけがからの再起
(倉本彩アナ)
今回は藤井皓也選手です。プロ1年目、ルーキーのけがからの再起を追いました。
「ロアッソ熊本 17番・藤井皓也です」
愛知県出身のミッドフィルダー、藤井皓也選手。サッカーの名門、静岡学園高校では主にトップ下を務め、3年生の時には不動のレギュラーへ。中京大学時代には大学選抜に選出されるなど着実にサッカー選手としての道を歩んできました。
そして、今年ロアッソに加入しプロ生活をスタート。強みは、ドリブルでの突破力やボールのキープ力の高さ。大木監督は藤井選手について…
■ロアッソ熊本・大木武監督
「自分のコントロールできる範囲でボールを動かして次のプレーにつなげる相手にとってダメージを与えるようなプレーをするそこが素晴らしい」
背番号は17番。実はこの番号、藤井選手があこがれるという平川怜選手(現:ジュビロ磐田)が去年までつけていました。
■ロアッソ熊本・藤井皓也選手
「自分 "7"が好きなので素直に嬉しかった。超えないといけない使命感はありました。自分はドリブルで剥がす感じドリブルで剥がすことも体の使い方もうまくてボール取られなくて、パスセンスもあって自分にない部分が備わっている選手だなと思いました」
リーグ戦初先発は、プロデビューから約2か月が過ぎた4月28日の大分戦でした。
大分に先制を許し1点を追う前半31分。ペナルティエリア内でパスを受けると藤井は落ち着いてターンし左足でシュート。
■藤井皓也選手
「うまくターン出来たのでターンした瞬間思い切って打とうと思って上手く決まってよかった。入れって思って振り抜きました」
周囲の期待にプレーですぐに応えました。
続く鹿児島戦(5月3日)でも、後半14分、味方からパスを受けるとシュート。
■藤井皓也選手
「やっぱ嬉しい気持ちは強かった。それでも自分の得点で最終的に勝てなかったので、もう1点取るチャンスもありましたし、悔しい気持ちもあった。自信につながりました」
2試合連続ゴールで存在感をあらわにすると、そこからスタメンに定着し9試合連続で先発出場!
勢いに乗りこれからという6月20日の岡山戦。90分間フル出場の試合後に異変が…
■藤井皓也選手
「足を伸ばすシーンがあった。多分スライディングかなんかで、そん時につっているのかなと。試合終わったら、なんか意外と痛みが強かったんで、一応トレーナーの人に連絡して」
違和感を覚え、病院へ…医師の診断は「左ハムストリング肉離れ」。
これまでのトレーニングを外れ、別メニューでのリハビリを余儀なくされました。
■藤井皓也選手
「マジきつかったっすね。走り嫌いになりました。怪我して体力も落ちてるので体力的にもしんどい。一番は精神的にきつかった」
それでも、復帰したらすぐにメンバー入りできるようにとリハビリに励みました。
そして、けがから約1か月半。ようやくピッチに帰ってくることができました。現在公式戦で3ゴール2アシスト。一番伸ばしたい部分は。
■藤井皓也選手
「ゴール前の推進力と、決定力ゴール前に落ち着くところを伸ばしていきたい。まずは自分の形を作りたいと思っていて」
そんな藤井選手、ホームページに書かれている「最近の悩み」は「自炊ができるか不安」とのこと。自炊は続いているのでしょうか?
■藤井皓也選手
「最近午後練なんで、朝昼はちゃんと作って、夜は大体外食最初に比べて作るようになった。簡単なものですけど」
■倉本彩アナ
「必ず作るものとか、簡単なんで作っている料理とかありますか?」
■藤井皓也選手
「うどん。めっちゃ簡単」
■倉本彩アナ
「さすがに生地からでは?」
■藤井皓也選手
「冷凍のうどん。卵好きで卵を入れて、白だしを入れて、卵とじうどん」
次に挑戦したいのは「生姜焼き」と語る藤井選手。自炊続けてくださいね。けがで試合に出られない悔しい思いも経験した1年目。でも、だからこそ試合で結果を残すことには人一倍強い思いがあります。ルーキーの覚悟、大木監督の目にはどう映っているのでしょうか。
■大木武監督
「ウィズボールが上手いので相手を1人2人交わして次のプレーにつなげたりできれば。そこで点とってほしい自信持ってやってほしい」
■藤井皓也選手
「今シーズンの目標は5ゴール5アシストです。自分のゴール前でのアイデアや得点の部分を見てください」