明治安田J2リーグ、ロアッソ熊本は14日、ホームで甲府と対戦しました。前半は甲府にリードを許しましたが何とか追いつき、勝ち点1をあげました。

甲府戦でロアッソは、前節からスタメンを2人入れ替えました。中でもサポーターの注目は?
■ サポーター
「竹本選手。ミドルシュートとか強烈なゴールを決めて欲しい」
「ずっと待っていました。(竹本)雄飛選手に入れて欲しい。1点は見たいです」
「きょう勝って、J1に行くぞ」

けがから復帰した今シーズン初出場、竹本雄飛のゴールが期待されます。その竹本は1点を追う前半11分。大本からの折り返しに反応。右足を振り抜きゴール。ロアッソが同点に追いつきます。
■竹本雄飛選手
「大本くんを何回も裏に走らせようと思って。あのゴールシーンは、それがうまく大本くんの裏を取れ てサポートして、シュートまでのイメージはあった。うまく枠内に持って行けた」

しかし1分後、再び甲府に勝ち越しを許します。ロアッソは42分、右サイドを駆け上がった大本のクロスに、最後は岩下が頭で合わせ、同点に追いつきます。

ところが前半アディショナルタイム。ロアッソはフリーキックのこぼれ球を押し込まれ失点。1点を追いかける展開で、試合は後半へ。

厳しい試合展開の中、ロアッソは最後まで粘りを見せました。後半34分。ゴール前での波状攻撃のこぼれ球に道脇!高校生Jリーガー･道脇の豪快なシュートがネットに刺さります。
■道脇豊選手
「自分は出場する時、必ず得点を取ろうという気持ちで試合に入るので、ずっとシュートを意識していた」

気持ちをこめた道脇のリーグ戦初ゴールで同点に追いついたロアッソは3対3で引き分け。ホームで貴重な勝ち点1をもぎ取りました。

■道脇豊選手
「(同じ高校生Jリーガーの)神代慶人ともいいライバル関係で刺激しあって、今こうやってプレーできている。慶人の方が今、得点を多く取っているので、絶対にあいつよりは点を取っていきたい」

■竹本雄飛選手
「(試合前に歌う)HIKARIの後、すぐ僕の応援歌を歌ってくれたのがすごくうれしかった。期待されていると思った中で1点取れたのですごく良かった」

■大木武監督
「試合前に大西遼太郎選手が、8年前の今日は熊本で辛い思いをした人がたくさんいる、今日は良い思いをして帰ってもらいたいと話した。こういうゲームになってしまってすごく残念な気持ち。勝ちに行かなければならない。次のゲームに向けてしっかり準備したい」

■再撮ＣＧ３：順位表

ロアッソの順位は前節から変わらず14位です。ロアッソの次の試合は20日(土)、アウェーで現在3位の岡山と対戦します。