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熱戦!富山県高校総体 双子のサッカー選手が“兄弟対決”

2024年6月3日 19:51
熱戦!富山県高校総体 双子のサッカー選手が“兄弟対決”

富山県高校総体は、この週末に開催のピークを迎え、多くの競技で熱戦が繰り広げられました。このうち2日に行われたサッカー競技の決勝では、双子の兄弟がそれぞれ別のチームの選手として相まみえました。インターハイへの切符をつかむのは兄か弟か?

サッカー競技の決勝は、3連覇を目指す富山第一と33年ぶり2回目の優勝を狙う富山北部が対戦しました。

決勝まで無失点で勝ち上がってきた両チーム。守備の要になっているのは、双子の兄弟です。

富山第一のディフェンダーで兄の大村笙太選手。そして富山北部のディフェンダーで弟の悠太選手。

二人はともに幼稚園からサッカーを始め小学生までは同じチームに所属。中学生からは別々のチームでサッカーを続けてきました。それぞれ県内の強豪校でレギュラーを掴み、高校生活最後の県高校総体決勝のピッチで初めての対戦が実現しました。

兄・笙太選手
「いいライバルがいてくれるんでそれが頑張る原動力になっていますし、感謝しかない」

弟・悠太選手
「お兄ちゃんに勝って全国に行きたかった」

兄・笙太選手は、強豪富山第一のチームキャプテンを務め、鉄壁の守備陣を引っ張ります。

弟・悠太選手は最終ラインから大きな声を出し、チームを鼓舞します。

試合は、富山第一が前半12分にPKを決め先制。さらに27分、富山第一が追加点を挙げます。

試合終了間際には兄のシュートを弟がクリアするなど、意地と意地がぶつかり合う熱い戦いが最後まで続きました。

決勝は富山第一が2対0で勝ち、3年連続31回目の優勝を果たしました。

兄・笙太選手
「全国で弟のためにしっかりいい結果残せるように頑張りたい」

弟・悠太選手
「全国では富一に勝ってほしいですけど、選手権では絶対にリベンジしたいです」

勝った富山第一は、7月26日に福島県で開幕するインターハイに出場します。

富山第一には県代表としてインターハイ初優勝を目指して頑張ってほしいと思います。そして再び選手権での対決を誓った2人。冬の選手権では富山第一が10連覇を果たすのか。それとも富山北部をはじめとする打倒富一を掲げるチームが連覇を阻むのか。この夏以上の熱い戦いに期待しましょう。

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