地震の影響でサッカーの練習場所が確保できない輪島市の中学生が20日、志賀町のグラウンドに集まり、サッカーを楽しみました。

志賀町のグラウンドで目一杯、体を動かしていたのは、輪島中学校のサッカー部です。

練習場となっている輪島市マリンタウンのグラウンドは、仮設住宅の建設のため使用することができず、今回、市のサッカー協会が志賀町のグラウンドを手配しました。そしてこの日、ある人が特別にグラウンドに訪れました。

元サッカー日本代表の巻 誠一郎さんです。現在、巻さんは日本サッカー協会の防災・復興支援委員会の委員長として、被災地の視察やサッカーを通じた交流を続けています。

そして、選手たちと一緒に汗を流しました。

■日本サッカー協会　防災・復興支援委員会　巻 誠一郎 委員長
「いろんな環境に負けずに前を向いて、サッカーは一人でやるスポーツじゃないし、皆で助け合いながら頑張ってくれたらと」

■中学生
「久しぶりにこんな広いコートでサッカーできることが本当に楽しかったです」

日本サッカー協会では競技を続けられる環境を取り戻そうと、クラウドファンディングでも支援を呼び掛けています。