目指すはJ2優勝!若い力で“攻”と “守”をけん引 V・長崎「20歳コンビ」意気込み語る《長崎》
サッカーJ2で2位と好調のV・ファーレン長崎。
スタジアム満員プロジェクトの一戦として行われる、5月3日のホーム戦に向け、今シーズン、活躍が目覚ましい若手の2人に意気込みを聞きました。
(田中 隼人選手)
「出ている選手が “全員がチームのために戦っている” ことが、今の好調の要因」
(笠柳 翼選手)
「非常にいい勝ち方ができているといいいますか、長崎の武器である“攻撃力”というところで、複数得点が取れている。試合に出ている人たちが自分の与えられたタスク、役割をしっかり全うできている」
好調のチームをこう分析するのは、若い力で攻撃と守備、それぞれをけん引する笠柳 翼選手と田中 隼人選手の20歳コンビです。
笠柳選手は、主に左サイドから得意のドリブルでチャンスを演出しています。
(笠柳 翼選手)
「相手と1対1になったら、“まず仕掛ける”っていう気持ちを持つ。サイドバックの選手とセンターバックの選手の距離を見ながら、センターバックがカバーできない位置だったら、すべて仕掛ける」
今月13日の徳島戦では、スーパーゴールで大量得点に一役買いました。
(笠柳 翼選手)
「今まで決めてきた中でも、相当スーパーだった。まだまだ足りてない部分が多いので、一喜一憂せずに、もっともっと貪欲にドリブルもそうですけど、仕掛けたりゴール決めたりアシストしたりできたらいいなって思う」
田中選手は、今シーズンJ1の柏レイソルから育成型の期限付き移籍で加入。ここまでフルタイム出場し、粘り強い守備に加え攻撃の起点も担っています。
(田中 隼人選手)
「どこからどこにパスを出せば、うまくゴールに結びつけられるのかというのは、ディフェンダーだけど考えながらプレーしている。自分がドリブルで運んでいったら、相手は絞って中を締める。そうすることで対角がどんどん空くので、ゴールに直結するキックは、ずっと狙っている」
今年から創設された「月間ヤングプレーヤー賞」にも選出されました。
(田中 隼人選手)
「チームの成績に関してはまだ満足はしてないですし、自分のプレーに対しても、もっともっとやれるんじゃないというのは思っている。1つのプレーがミスにつながってしまったら、ディフェンダーとしての評価をもっと落ちてしまうので、もっともっとこだわらないといけないなっていうのは感じている」
リーグ戦は、約3分の1を終えて、8勝3分1敗の2位。
25得点は、リーグトップタイです。
リーグ戦5連勝と勢いに乗っていますが、目標の「J2優勝」に向け、両選手とも慢心はありません。
(笠柳 翼選手)
「個人としてもチームとしてもまだまだやれるし、勝ちたい。得点を決めたい。アシストもしたい」
(田中 隼人選手)
「もっともっと失点を減らし、攻撃陣には点を取ってもらうことで、優勝も自ずと見えてくると思うので、もっともっと失点を減らしたい」
次の試合は「スタジアム満員プロジェクト」の一戦。
5月3日、ホームでブラウブリッツ秋田を迎え撃ちます。
(笠柳 翼選手)
「これは “夢シャツ” といって、チケットを購入してくれた人限定でもらえるシャツ。ぜひチケット買って、スタジアムに足を運んできてほしい。ファン、サポーターの皆さんと一緒に勝利を喜び合えるっていうのは、サッカー選手の1つの宝物だと思うので、ぜひ足を運んでほしい」
(田中 隼人選手)
「まだまだ自分たちは何も満足していないし、何も成し遂げていません。もっと多くのサポーターにスタジアムに足を運んでもらって、自分たちは全力でプレーをするので、これからも応援よろしくお願いします」