【レバンガ】クラブ史上最年少主将&初外国籍主将爆誕! 今季の“キモ”を語る!
プロバスケットボールチームのレバンガ北海道は、29日からチーム練習が再開、今季に向けて動き始めました。
昨季に続きWキャプテン制が採用され、今季は島谷怜選手(24)とドワイト・ラモス選手(25)の2人が務めます。
■クラブ史上最年少キャプテン
北海道釧路市生まれ、苫小牧市育ちの“どさんこ”島谷怜選手は、今月28日に24歳の誕生日を迎えたばかりでクラブ史上最年少のキャプテンです。
キャプテンの任命は突然に、桜井良太GMから言い渡されたと言います。
(島谷怜選手)「10日前くらいに直接、“今季は島谷とドワイト(ラモス)にやってほしい”と。最初はびっくりしたが、“成長にもつながるから”と伝えられた。僕自身リーダーシップの面は足りないと思っていた。今回キャプテンを任せてもらえるということで、より責任を感じている」
昨季はルーキーイヤーながら全60試合に出場し、チームトップの平均4.5アシストを記録。
チームの中心として活躍しました。
(島谷怜選手)「今季は個人の成績というよりもチームの成績を優先して考えたい。昨季は20勝にも届かなかった。チームの成績が上がれば、僕自身の成績も上がっていると思うので」
昨季、関野剛平選手と共にキャプテンを務めた寺園脩斗選手(30)は「(島谷選手は)自分で声を出していくタイプではないが、プレーで引っ張っていく良さがある。島谷選手には島谷選手の良さがあると思うので、その良さを活かしてチームを引っ張っていってもらいたい」と、後輩の成長を期待します。
若き司令塔に与えられた新たな役割は、クラブやチームメイトからの期待の表れ。
島谷選手は「リーダーシップの面では、竜馬さん(橋本/越谷アルファ―ズ)、脩斗さん(寺園)、関野さん、良太さん(桜井)の姿を見てきたので、足りない部分は多いと思いますが、自分自身、どういったリーダーシップがとれるのかを考えながら、1シーズン学び、見つけて、チームを引っ張っていきたい」と、自らが先陣に立つ覚悟を示しました。
もう1人のキャプテンに任命されたのが、アジア特別枠でレバンガ在籍3季目を迎えるドワイト・ラモス選手です。
現役のフィリピン代表で、昨季は平均10.7得点、2.4アシスト、1.5スティールなどをマークしました。
日本国籍以外の選手がキャプテンを務めるのはクラブ史上初。
現在は代表活動のためチームを離れていますが「島谷選手と共にキャプテンとして選んでいただいたことを誇りに思いますし、興奮しています。2人で力を合わせて、チームがより多くの勝利を掴み取り、チャンピオンシップ進出を実現できるよう、全力を尽くします。この機会を自分に託してくれたレバンガの皆さま、そして、ファンの皆さまへの感謝とともに、自分のベストを尽くします」とコメントしています。
■スローガンは北海道弁『なまら』
今季のチームスローガンは「『なまら』いかなることも、いかなるときも、全緑で。」
『なまら』とは北海道の方言で「すごく」や「とても」を表し、「全緑」はチームカラーの緑色と“全力”を掛け合わせた造語です。
どさんこの島谷新キャプテンは「北海道感があってよいスローガンなので、広めていければ」。
2季目の指揮を執る小野寺龍太郎HCは「非常にシンプルで“もっともっと頑張れるように”という意味が『なまら』に込められていると思うので。(出身が北海道ではないので)僕は日常的に使っていませんでしたが、これからは使っていこうかなと。“なまら”頑張ります」。
“なまら全緑”でクラブ史上初の勝率5割超え、そしてチャンピオンシップ(CS)進出へ。
レバンガ北海道は10月5日、アウェーでB1開幕戦を迎えます。