高校サッカー山形県大会26日に決勝 東海大山形対羽黒 3年前の決勝と同カード
全国高校サッカー選手権山形県大会の決勝戦が26日、行われます。ことしは3年前の決勝と同じカード、東海大山形と羽黒が激突します。全国大会出場を目指し闘志を燃やす両校を紹介します。
円陣「練習気合入れて行きましょう」
10年ぶり2度目の全国大会出場を狙う東海大山形。チームとしては、3年ぶりとなる決勝戦です。
東海大学山形高校 五十嵐直史監督「核となる選手がこの選手1人というより、みんなそれぞれ足りないところをカバーし合って、チームで攻撃も守備も、出来ているところがこのチームの良さ」
東海大山形は今回の大会に向け粘り強くゴールを守る守備面を強化してきました。今大会でここまでの3試合は無失点。羽黒は去年、準々決勝で敗れた相手とあってことしこそは打倒羽黒へ士気も高まっています。
チーム全体での守備、そして攻撃でも要となっているのは、3年生でミッドフィルダーの中村陽紀選手。準決勝の山形明正戦では優れた状況判断で勝利を呼び込みました。味方が出すボールの位置を即座に予測し自らシュート。先制点を挙げました。
東海大山形高校 中村陽紀選手「チームがあまりよくない状況でも、自分が冷静に、チームを引っ張って、全国大会に出場できるよう頑張りたい」
羽黒への対抗意識を燃やす東海大山形。羽黒の試合映像を見て、相手の癖やプレースタイルの研究に余念がありません。過去の大会、そして去年のリベンジを果たし、全国大会出場を目指します。
東海大山形高校 秋葉悠寿キャプテン「決勝戦で何回も東海大山形が羽黒と対戦して負けているので、自分たちが歴史を変えられるように羽黒に絶対勝ちたい」
意気込み「絶対優勝するぞ」「おう」
円陣「試合前ラストの紅白戦気合入れていい紅白戦にしていきましょう」
羽黒高校は前回大会は決勝で敗れ、ことし、再び頂点に返り咲こうと執念を燃やしてきました。
羽黒高校 本街直樹監督「去年の選手権もことしの県総体も決勝で負けている。その悔しさをみんな持っている。全員でしっかりボールをつないで攻撃して全員で体を張って守備をしてゴールを目指したい」
羽黒の特長は堅い守備。守りながら確実に得点を挙げて勝つプレースタイルです。今大会はここまでの3試合、いずれも1対0の無失点で勝利を重ねてきました。
確実に得点を挙げるチームの攻撃の要として存在感を発揮しているのが地元・鶴岡市出身の3年生でフォワードの岡部晟士選手です。
羽黒高校 本街監督「裏に出た時によーいどんで走ると負けない。困った時に 岡部」
50メートルを5秒台のタイムで走る驚異のスピードを持ち、突破力と得点力に大きな期待がかかる羽黒の切り札です。
岡部晟士選手「自分は足に自信がある。他の人に負ける気がしない。去年決勝で負けてとても悔しかった。ことしは東海大山形に勝って全国大会に行きたい」
優勝を逃した去年の悔しさをバネに、この1年間、決勝戦を見据えてきました。再び全国の舞台へー、狙うは優勝のみです。
羽黒高校 高尾波琉主将「鍵は中盤中盤でしっかり流動的に動いて相手を翻弄していくラスト決勝全員で走って勝ち抜きたい」
全国高校サッカー選手権県大会・決勝戦は、天童市のNDソフトスタジアム山形で26日午後0時5分キックオフです。試合の模様は、YBCテレビで実況中継するほか、TVerとスポーツブルでも生配信します。