雪不足で3分の1以下にコース短縮…国スポ・ジャイアントスラローム出場の選手たちは
国スポのジャイアントスラロームが行われる山形県最上町のスキー場は、雪不足の影響で、当初の予定から3分の1以下にコースが短縮されます。出場する選手たちはどう受け止めているのでしょうか。
22日からジャイアントスラロームが行われる最上町の赤倉温泉スキー場です。20日夜から雪が降りましたが、これまでの雪不足の影響は大きく、コースの距離は当初予定していた1050メートルから最終的に3分の1以下のおよそ300メートルに短縮することが20日、決まりました。
競技2日前の最終変更を選手たちはどう受け止めているのでしょうか。
富山代表の選手「ある程度想定していた。コースが短くなったことは自分にとってはチャンスが広がったと思っている」
東京代表の選手「普段練習でこのぐらいの距離なので逆にチャンスだなと。タイム差もあまりつかないと思うのでトップ選手に食らいつきたい」
秋田代表の選手「手を少しでも伸ばしたり 思い切りスタートで漕いでタイムを速くしたい。スキー板も古いものを使ってたくさん工夫して挑みたい」
一方で、不安の声も聞こえてきます。
滋賀代表の選手「(これだけ短いコースは)大会では経験がない。こんなに茶色い土が混ざったところは 滑ったことはないので、ちょっと不安はある。雪の状況をみながら(対策を)考えたい」
「成年男子B」で、優勝候補に挙げられる山形市出身の佐藤慎太郎選手はこう話します。
佐藤慎太郎選手「不安な点は正直無くて、きのうコース整備をしたが、(関係者の)ご尽力のおかげでとてもすべりやすい状況になっていると思うので、全力で思いをぶつけられるコースになっている」
選手によってコース短縮の捉え方はさまざまですが、いずれにしろ、全力を出し切るよう入念に準備を進めているようでした。ジャイアントスラローム競技は22日午前9時からレースが始まります。